キャンペーン終了まで

割引情報をチェック!

世界を動かすリーダーになるためには~堀義人と土井香苗氏が語るビジョンの力

投稿日:2017/01/17更新日:2019/04/09

G1U-30フォーラム2016
第4部全体会「全体会(全体討議)」

日本・世界を動かすリーダーになるために、何をすべきか。
ダボス会議にも参加し、日本・世界を動かすリーダーに多く触れてきた米良はるか氏・山田唯人氏が、グロービス経営大学院学長の堀義人とヒューマン・ライツ・ウォッチの土井香苗代表に迫る。(肩書きは2016年11月5日登壇当時のもの)

<動画冒頭をテキストでご紹介>
米良氏: 今回、堀さんがU-30をやるとなった時、「リーダー」というテーマで掲げられたと思うのですが、ダボス会議に行ったということで私たち二人がモデレーターをさせていただくのもあり、世界のリーダーと、これからリーダーになっていくU-30の人達は、堀さんから見て何が違うのか、何を感じて欲しいか、メッセージをいただけますか。

堀: まず、僕はリーダーを結構見てきましたが、G1のボードメンバーは、恐らくU-30があったらほとんど呼ばれていなかったと思うんですね。僕も含めて、やっていなかったから。そういう意味では、今、リーダーシップを語りながらも、ものすごい経験を積んで、多くのことを学んでいったら良いと思うのです。
その際、リーダー不要論があったと思うのですが、インターネットを開発した人や、ブロックチェーンを開発した人などは、多くの人を巻き込まなくて良いんですね。テクノロジーやプラットフォームを作っていく部分において、多くの人間を巻き込まなくて良い仕事はリーダーは不要だと思うんです。ところが多くの人間を巻き込む必要性があるものに関しては、リーダーシップがないと基本的にできないと思うので、レイヤーが違う議論がされたのは少し残念な面がありました。
一方、今、企業のリーダーというのは比較的権限があるので、これは簡単なんです。権限の中でどういうスタイルを取るかは別として、社会変革をしていく時には、自分の権限が及ばないところをひっぱっていく必要があるわけです。共感や言論、コミュニケーションといった方法論があり、多くの人を巻き込んで、企業や自分の権限を越えた人をどうひっぱっていくか含めて考えていくと、企業リーダーとそれ以外のリーダーを同じように議論してしまうのは、まったく違うリーダーシップスタイルが出てきてしまうと感じます。
安部さんがご質問されたことに関していうと、これからの時代はプラットフォームを作っていくということと、リーダーシップを発揮するということが、トレードオフにならないと思うのです。たとえばグロービスのリーダーとしての自分の姿と、G1というものすごく大きな、大臣やノーベル賞学者が来たりするプラットフォームでは、まったく違う器なのです。
企業経営の場合は比較的簡単に意志決定します。リーダーや経営陣が集まれば決まるわけですが、社会変革をしていく時に重要なのは、プラットフォーム型の生態系を作ることと、それを元にして動かしていくことで、両方が成り立つことが僕はできると思っています。(この続きは動画でご覧ください)

モデレーター

  • 米良 はるか

    READYFOR株式会社 代表取締役 CEO

    1987年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、スタンフォード大学へ留学。帰国後、2011年に日本初・国内最大のクラウドファンディングサービス「READYFOR」の立ち上げを行い、2014年より株式会社化、代表取締役に就任。 World Economic Forumグローバルシェイパーズ2011に選出され、日本人史上最年少でスイスで行われたダボス会議に参加。2016年にはテレビ東京カンブリア宮殿に女性最年少経営者として出演。 Forbes 30 Under 30、日本ベンチャー大賞 経済産業大臣賞、ウーマン・オブ・ザ・イヤー2021 など国内外の数々の受賞経歴を持ち、現在は内閣官房「新しい資本主義実現会議」の最年少有識者を務める。
  • 山田 唯人

    マッキンゼー&カンパニー パートナー

    2010年に慶應義塾大学経済学部卒業。2022年ケンブリッジ大学 サステナビリティ学科修士課程修了。マッキンゼー&カンパニーに入社し、ロンドン支社を得て、東京支社のパートナーとして現在所属。 マッキンゼーのサスティナビリティ研究グループのアジア・共同リーダーであり、主に資源分野(エネルギー・食糧・農業・水)の課題に取り組む。 ソーラー・水素発電などのRenewables、日本の水・農産物の生産性向上・環境技術の新興国参入戦略や、公的セクターと経済成長とGreen Growthの両立を目指す特区の設計などアジアで行う。今までに東京、ロンドン、チューリッヒ、ニューヨーク、サンフランシスコ、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシア、香港、上海、サンパウロ、ヨハネスブルクなど各国オフィスにて勤務。 2011年世界経済フォーラムのグローバル・シェーパーズ・コミュニティ(ダボス会議)に選出され、2013年から23年まで、計4回に渡りスイス・ダボス会議に出席。20224月、世界経済フォーラムより、Young Global Leaders (YGL)に選出。 先進国共通の国内・国際問題等について共同研究を行う、日米欧「三極委員会」(Trilateral Commission)のDavid Rockefeller Fellow20171月選出。
  • 土井 香苗

    国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ 日本代表

    1998年東京大学法学部卒業。2006年ニューヨーク大学ロースクール卒業(LL.M.)。大学4年生の時、アフリカ・エリトリアにて1年間、法律作りを手伝う司法ボランティア。弁護士(日本・2000-16年、米国NY州2007年-現在)。弁護士活動の業務の傍ら、日本の難民の法的支援や難民認定法改正に関わる。2006年にヒューマン・ライツ・ウォッチのニューヨーク本部のフェロー、弁護士業は休業して2008年9月から現職。紛争地や独裁国家の人権侵害を調査して知らせるとともに、世界中の人権問題を解決するため、日本を人権大国にするため活動を続ける。活動内容は www.hrw.org/ja 神奈川県出身。
  • 堀 義人

    グロービス経営大学院 学長/グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー

    京都大学工学部卒、ハーバード大学経営大学院修士課程修了(MBA)。住友商事を経て、1992年株式会社グロービス、1996年グロービス・キャピタル設立。2006年グロービス経営大学院を開学。2008年に「G1サミット」を創設。2011年には復興支援プロジェクトKIBOWを立ち上げる。2016年に茨城ロボッツ、2019年に茨城放送オーナー就任。2022年にLuckyFesを立ち上げ、現在総合プロデューサーを務める。2024年よりBARKSオーナー、世界最大のPR会社の米国エデルマン社 社外取締役。

サブスクリプション

学ぶ習慣が、
あなたを強くする

スキマ時間を使った動画学習で、効率的に仕事スキルをアップデート。

17,800本以上の
ビジネス動画が見放題

7日間の無料体験へ もっと詳細を見る

※ 期間内に自動更新を停止いただければ
料金は一切かかりません

利用者の97%以上から
好評価をいただきました

スマホを眺める5分
学びの時間に。

まずは7日間無料
体験してみよう!!

7日間の無料体験へ もっと詳細を見る

※ 期間内に自動更新を停止いただければ
料金は一切かかりません

新着動画

10分以内の動画コース

再生回数の多い動画コース

コメントの多い動画コース