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NPOビジネスの最前線 ~地域との関わりをデザインする

投稿日:2017/01/04更新日:2019/04/09

G1中部2016
第7部分科会B「NPO×ビジネスの最前線 ~岐阜・七尾・神戸の人づくり、まちづくり~」

地域や社会課題を解決するためにNPOの世界に飛び込む若者は多い。行政の手が届かない問題を民間の発想とスピードで取り組み、地域の下支えを行っている。官民のモラトリアムを拡大し強くてしなやかな地域社会をつくるために何が必要か。持続可能性を追求するために市民、企業や行政との関係性をどう構築するか。コラボレーションから何を生むのか。岐阜・岡崎で長年にわたり地域人材育成と中小企業振興にとりくむ秋元氏、七尾で民間まちづくり会社として事業に取り組む森山氏、CSRを通じて環境、教育、文化、共生、平和などの様々な分野の支援に取り組む矢崎氏の議論を、宮城・女川に移り住み震災復興まちづくりに取り組む小松氏がコーディネートする。(肩書きは2016年10月16日登壇当時のもの)

<動画冒頭をテキストでご紹介>
小松氏: このパートには「NPO×ビジネス」というタイトルがついているのですが、先ほど控室で話していて、ここにいるメンバーは、地域の中で活動しているNPOの方もいらっしゃれば、民間のまちづくり会社の方も行政の方もいらっしゃる。そして地域の外から関わる企業さんということで、「NPO×ビジネス」というより、地域社会にそれぞれのセクターがどう関わっていくかが大きなテーマになるのではという話になりました。まさに今、世の中でもトライセクター・リーダーやコレクティブ・インパクトなど、セクターをまたいで社会的なインパクトを起こす流れが出てきていますので、そういう目線で議論していければと思います。
モデレーターはあまり喋るなということで、ガンガン4人にお話いただこうと思うのですが、まず僕から質問したいことが、それぞれの地域の中のセクターで、どう社会に関わっているのか、今やっていることも交えて簡単に皆さんにシェアしていただければと思います。

秋元氏: はじめまして、岐阜市でG-netというNPOを15年前に創業しまして、取り組みをさせていただいている秋元と申します。
やっていることは大きく分けると2つです。1つめは地域の中小企業、一見地味で無名に見えるけれど本当に魅力的な経営者の方々がおいでになる、そこに意欲ある大学生達が例えば半年間や1年間、右腕候補として弟子入りする、実践型のインターンシップという事業を13年前からはじめました。年間だいたい150名くらいの若者達を地域の中小企業の元に送っています。2つめは地域の中小企業の皆様方と、右腕になりたいという若者達、こちらを繋ぐみぎうで就職をお手伝いさせていただいています。
我々が解決したい課題は、1つは岐阜の場合、私は1979年生まれですが、20歳の頃には2万5千人いた同級生達が5千人県外に出て、二度と帰ってこない、あるいは就職活動する時に、リクナリ・マイナビ・・・これが良い悪いということではありませんが、ナビサイトを95%の学生達が使っている。岐阜県内に8万3千社の会社がありますが、ナビサイトに載っているのは、例えばリクナビは180社だけです。なぜかというと当然高いからです。すなわち地域の中小企業を知るチャンスが若者にはまったくない。大企業志向、安定志向と言いますが、決してそうではなく、中小企業のことを知るチャンスがないのです。中小企業が全部良いと申し上げたいわけではありません。ただ、知ることがないから行けない、そういう層が一定層いるならば・・・(この続きは動画でご覧ください)

  • 秋元 祥治

    岡崎ビジネスサポートセンター OKa-Biz センター長

    13年10月より、売上アップに特化した中小企業相談所・OKa-Biz センター長に着任(f-Biz・小出宗昭氏に師事)。開設4年を経て来訪相談件数は8000件超、高い成果が評判を呼び、相談は1ヶ月待ち。また01年に人材をテーマに地域活性に取り組むNPO法人G-netを創業。16年に代表理事を退任し現在理事。
  • 藤井 浩人

    美濃加茂市長

    1984年生まれ。2007年名古屋工業大学卒業。
    2010年美濃加茂市議会議員初当選。
    2013年美濃加茂市長初当選。当時28歳全国最年少市長。
    2014年6月事前収賄容疑等により逮捕後、無罪判決、逆転有罪判決、2017年12月最高裁にて上告棄却決定を受け、辞職。
    2022年1月、美濃加茂市長選挙に当選。

  • 森山 明能

    株式会社御祓川 シニアコーディネーター

  • 矢崎 和彦

    株式会社フェリシモ 代表取締役社長

    1955年生まれ。学習院大学経済学部卒業、神戸大学大学院経営学研究科修了。大学卒業と同時に株式会社ハイセンス(現・フェリシモ)入社。1987年代表取締役社長就任。 経営理念「しあわせ社会学の確立と実践」と中核価値「ともにしあわせになるしあわせ」の下、「事業性×独創性×社会性」の同時実現をめざし、さまざまな社会文化活動プログラムを推進。流通業の枠組を超えたビジネスモデルを実践している。神戸商工会議所議員、神戸経済同友会代表幹事(2007年〜2009年)、日本マーケティング学会理事、企業メセナ協議会評議員。第30回毎日経済人賞受賞(2010年)。著書は『ともにしあわせになるしあわせ』(英治出版)

モデレーター

  • 小松 洋介

    NPO法人 アスヘノキボウ 代表理事

    1982年仙台市生まれ。大学卒業後、株式会社リクルートに入社。入社7年目に東日本大震災が起こる。「地元の復興に役立ちたい」という想いから2011年9月にリクルートを退職。被災地の課題を見つけるために宮城県内全ての被災地を3ヶ月間毎日訪問。その中で、宮城県最大の被災地である女川町に出会い、女川町で活動することを決意。被災地初のトレーラーハウスによる宿泊施設である「エルファロ」の企画・立上げを行いながら、町内の全産業界が組織する女川町復興連絡協議会にて、復興計画提言書の作成や再建・起業支援を行う。 2013年4月に特定非営利活動法人アスヘノキボウを設立、2014年4月には女川町商工会職員として、まちづくり担当を兼任。『コレクティブ・インパクト』による女川、そして日本の社会課題解決を目指すために、国内外・セクターを越えたチームを作り、起業、事業開発、移住促進、人材育成、ヘルスケアなど多岐にわたる事業を行っている。

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