G1サミット2016
第8部 分科会D「民間人が主導する地方創生イニシアティブ ~岡山県と水戸市の事例から~」
地方都市の空洞化問題が深刻化する一方で、活性化に向けた民間主動のイニシアティブが各地で生まれている。石川康晴氏は「中山間地域活性化プロジェクト」を提唱し、クールオカヤマフェスやオカヤマアワードを通じて、瀬戸内の地域振興を推進する。グロービス堀義人は「水戸どまんなか再生プロジェクト」を立ち上げ、民間主導による水戸市の中心市街地活性化を進める。民間主動のイニシアティブは地方創生の起爆剤となるのか。企業と自治体の協働による新たなまちづくりの形を、伊原木岡山県知事を交えて議論する(肩書きは2016年3月20日登壇当時のもの)。
<冒頭をテキストでご紹介>
上月氏: 民間人が主導する地方創生イニシアチブ、私も30年間、前の役所に入ってからずっとこれに取り組んできましたけども、なかなかできていない大きな課題だと思っています。ちなみに私は今の仕事の前は、茨城県で副知事をしておりましたので、まさに最前線で関わってきたつもりでございます。今日は堀さんが、セッションのパネラーとして初めて出られるということで、とてもモデレートできないかもしれませんが、アクセラレートするということで、頑張らせていただきたいと思います。早速ですね、石川さんのほうから、今どんなことをやってきたのかやろうとしているのか、そのあたり含めてご紹介と…
石川氏: この分科会ね、隣でロボットやってるんですよ、ロボットが他でやっててこれだけ満席って嬉しいですよね。ありがとうございます。僕はアパレルメーカーやってるんですけども、僕が今岡山でやってる地域貢献っていうのは、まず二つだけ紹介させてもらいたいなと。一つは、僕たちの言い方なんですけど、「一社一村運動」、ひとつの地域のある程度大きな会社が、かなり助成をもらってるような小さな村を応援していこうと。僕が応援しているのは新庄村という900人の村で、ここの農産品をマーケティングの力でブランドにしてあげよう、と。岡山県の中でレストランを経営している人たちを、A級グルメという概念で新庄村に連れて行って、屋台を並べさせるんですね。土日週末にイベントをやって、最大6000人くらい新庄村にお客さんが来てくれるようになったんですけど、「一社一村運動」の農業のブランド化を一生懸命やっていってますね。(この続きは動画でご覧ください)