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ヤマト 山内雅喜氏、RCF 藤沢烈氏、SEKAI NO OWARI Fukase氏が受賞 ――G1・KIBOWソーシャルアワード2016

投稿日:2016/06/03更新日:2019/04/09

一般社団法人G1と一般財団法人KIBOWは5月30日(月)、日本を良くする活動を展開し、幅広く活躍する方々を顕彰する「G1・KIBOWソーシャルアワード2016」の授賞式を執り行いました。受賞者は、社会事業家部門でヤマトホールディングス社長の山内雅喜氏、社会起業家部門でRCF代表理事の藤沢烈氏、特別賞をSEKAI NO OWARIのFukase氏です。

写真左からFukase氏、藤沢烈氏、山内雅喜氏

ヤマトグループは東日本大震災において、店舗や車両、そしてスタッフの人命を失う未曽有の被害を受ける中、社員が自主的に、全国から集まった支援物資を避難所へ運送し続けました。さらに、グループ全社を挙げて10日間という短期間で被災地の物流網を回復。被災した方々の避難先を丁寧に探し、物資を送り届け、物流から復興の下支えを行いました。また、宅急便1個につき10円の寄付を募り、142億円もの寄付を実施しました。物を運ぶことに留まらず、人の心を送り届け、つなぐ役割を果たした功績は非常に大きいものと考えます。

藤沢烈氏は震災復興の現場で、行政、企業、NPO、市民の様々なプレイヤーが固有の背景を持つ中で、「復興コーディネーター」として、地域の課題の解決に向けた調整役を担っています。現場のニーズを把握しながら、行政や企業の担当者と丁寧な議論を通じて、未来に向かって最も効果的な寄付の使い道を構築するなど、地域に根差した復興支援を展開しています。震災から5年が経ち、寄付や支援活動が様々な成果につながり、東北の復興を後押ししています。調整役に徹し、復興を推進してきた功績を称えるものです。

「SEKAI NO OWARI」のボーカルFukase氏。東日本大震災では、現地ボランティア参加やTOKYO FMと共同で復興支援リストバンド「STAY STRONG」を製作し、2016年現在までに2500万円を超える寄付を実施。2014年から、ホームページを通じて知った孤児院の活動に強い興味を持ったことをきっかけに、NPO法人礎の石孤児院をサポート。SNSで支援内容の発信や、ライブでは支援ブースを設置して孤児院の活動を伝えるなどの支援を展開しています。加えて、熊本地震直後には現地へ赴き、瓦礫撤去や炊き出しなどのボランティアに協力、また現在進行中のツアーにて熊本地震支援の募金箱を設置し募金を呼びかけるなど、積極的に社会貢献活動に取り組んでいます。これらの活動を称え、特別賞を授与するものです。

◆受賞者の略歴
<社会事業家部門>
ヤマトホールディングス株式会社 代表取締役社長 山内雅喜氏

1984年4月          金沢大学文学部卒業後、ヤマト運輸入社
2005年4月          執行役員東京支社長
2005年10月        執行役員 人事総務部長
2007年3月          ヤマトホールディングス株式会社 執行役員
2008年4月          ヤマトロジスティクス株式会社 代表取締役社長
2011年4月          ヤマト運輸株式会社 代表取締役社長 社長執行役員
2015年4月          ヤマトホールディングス株式会社 代表取締役社長 社長執行役員 兼 ヤマト運輸株式会社 取締役(現職) 

<社会起業家部門>
一般社団法人RCF 代表理事 藤沢烈氏

2001年3月          一橋大学卒業
2001年4月          マッキンゼー・アンド・カンパニー入社
2011年3月         内閣官房震災ボランティア連携室参事官補佐(~2012年2月)
2011年9月          一般社団法人RCF設立 代表理事
2012年2月          復興庁政策調査官(~2013年8月)
2014年4月          総務省「地域力創造アドバイザー」(現職)

<特別賞>
SEKAI NO OWARI  Fukase氏

2011年8月          TOY'S FACTORYからメジャーデビュー
2013年5月          「映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!」
                         主題歌「RPG」をリリース
2014年               全国9箇所15公演20万人動員の全国アリーナツアーを完遂
2015年1月          アルバム「Tree」をリリース
2015年7月          日産スタジアムにてライブ「Twilight City」を開催、2日間で14万人を動員

◆過去の「G1・KIBOWソーシャルアワード」受賞者
【2015年】

<社会事業家部門>
磯崎功典 キリンホールディングス株式会社 兼 キリン株式会社代表取締役社長
<社会起業家部門>
佐藤大吾 一般財団法人ジャパンギビング 代表理事/NPO法人ドットジェイピー理事長
<特別賞>
ジョン・ルース 前駐日米国大使、在日米軍

【2014年】
<社会事業家部門>
一力雅彦 株式会社河北新報社社長
<社会起業家部門>
宮城治男 NPO法人ETIC.代表理事
<特別賞>
安倍昭恵 安倍晋三内閣総理大臣夫人

【2013年】(「G1・KIBOW社会起業家アワード」)
大西健丞     公益社団法人 Civic Force代表理事、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン代表理事兼統括責任者(CEO)

一般社団法人G1について
「日本版ダボス会議」を目指して2009年2月に創設。「日本を良くする ために、各界のリーダーたちが議論し、行動するためのプラットフォーム。」 G1サミットを含め7つのイベント、5つのフォーラムと2つのシンクタンク、 各種部会・イニシアティブを展開しています。2016年2月22日に 「日本を動かす100の行動」を出版。明確なビジョンに向かい、行動中です。

一般財団法人KIBOWについて
東日本大震災の3日後に始動した救援・復興支援プロジェクト「Project KIBOW」は、「希望」と「Rainbow」から命名しました。長期的に被災地を支援していきたいという思いから、2012年2月に一般財団法人化し、主に被災地で復興支援の架け橋となるべく活動しています。2015年9月には「KIBOW社会投資ファンド」を設立し、社会的課題の解決に寄与する企業を支援しています。
 

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