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テクノロジーが変革する学校教育

投稿日:2016/05/27更新日:2019/04/09

G1サミット2016
第7部分科会A「テクノロジーが変革する学校教育」

テクノロジーの進化は教育を根底から変えようとしている。政府は2020年までに小中学校の生徒に一人一台の情報端末を配布する目標を掲げ、ICT化を推進している。グローバル化が進み、人工知能をはじめとする技術革新が進む中、これからの時代を生きる人たちに必要な資質とは何か。教育再生のキーパーソンたちが議論する学校教育の未来(肩書きは2016年3月20日登壇当時のもの)。

<動画冒頭をテキストでご紹介>

藤原氏:はい、皆さん、こんにちは。最初にお聞きしますが、去年の沖縄でもこのセッションを聴いたという人は?(会場、手を上げる)ほら、半分くらいいるよね。去年は1時間15分、今日は1時間なので、1.4倍速で
話をしようと登壇者の皆さんには話してあります。密度を変えないために早口でいきますので。ということで、今年のテーマは「テクノロジーが変革する学校教育」。去年は入試改革、アクティブラーニングでしたが、まずは、下村さんにお聞きしたいのですが、下村さんが大臣をおりちゃって入試改革は大丈夫なのでしょうか?

下村氏:なぜ大学入学試験改革をするのか?これは入学試験だけを変えてもしかたがないので、大学教育、高校教育も変えていくのだが、一番象徴的なのが、ニューヨーク市立大学のキャシー・デビットソンが言われた、今年小学校1年に入った子どもが大学卒業する頃には、65%の人は今はない職業に就くだろうという事です。しかし、日本も本当にそうなるのだろうか?今の状況ではなりえないのではないか?私はこのままいけば、半分くらいが失業者として溢れるのではないかと思います。なぜなら、あと10年、20年たった時、今はない職業につくだけの能力が今の学校教育の中でなされているのか、その象徴が大学入学試験だと思います。知識とか技能を学ぶことは大切です。しかし、それは高度経済成長の坂の上の雲があって、社会の一定の歯車の中で、適切に仕事をする時代はそういう教育システムで良かった訳ですが。暗記中心の入試試験でも以前は良かったのですが、65%が新しい職業に就く時代、そういう能力だけではもう足りない。これから必要なのは思考力、判断力、表現力、それから一緒に共同して仕事をする能力、そういうのを我々は、真の
学ぶ力と言うのですが…(この続きは動画でご覧ください)。

  • 小林 りん

    学校法人ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事

    経団連から全額奨学金をうけて、カナダの全寮制高校に留学中、メキシコで圧倒的な貧困を目の当たりにする。その原体験から、大学では開発経済を学び、UNICEFプログラムオフィサーとしてフィリピンに駐在。ストリートチルドレンの非公式教育に携わるうち、リーダーシップ教育の必要性を痛感する。帰国後、6年の準備期間を経て、2014年に軽井沢で全寮制国際高校を開校。2017年には世界で17校目となるユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC) へ加盟校し、ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンへ改名。同校は80カ国以上から集まる生徒の7割に奨学金を給付している。
    1998年 東京大学 経済学部卒業
    2005年 スタンフォード大学 教育学修士課程修了
    2012年 世界経済フォーラム「ヤング・グローバル・リーダーズ」選出
    2013年 日経ビジネス「チェンジメーカー・オブ・ザ・イヤー」受賞
    2015年 日経ウーマン 「ウーマン・オブ・ザ・イヤー大賞」受賞
    2016年 財界 「経営者賞」受賞
    2017年 イエール大学 「イエール・グリーンバーグ・ワールド・フェロー」選出
    2018年 一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ理事就任
    2019年 Ernst & Young「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2019ジャパン 大賞」受賞
    2020年 ユナイテッド・ワールド・カレッジ (UWC) 国際理事就任

  • 下村 博文

    衆議院議員

    昭和29年群馬県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。平成元年東京都議会議員に初当選。自民党都連青年部長、都議会厚生文教委員会委員長などを歴任し2期7年を努め、平成8年第41回衆議院総選挙において東京11区より初当選(現在6期目)。9歳の時、父の突然の交通事故死により苦しい生活がはじまる。高校・大学を奨学金のおかげで卒業できた。その間、多くの人々に助けられ「皆に恩返しを」という気持ちが高まる。また大学時代に交通遺児育英会の活動、早稲田大学雄弁会の幹事長等を経験し、日本をリードしていく情熱あふれる人々との出会いにより、自分の進むべき道は政治家であると確信する。以来、その使命感が原動力となり、行き詰った政治システムを再興し、「教育改革を通して日本の再構築」を実現することを目標とし、人の役に立つことが自分の人生の喜びであることを念頭に活動している。自民党青年局長、法務大臣政務官、議院運営委員会理事議事進行係(第70代目)、第二次小泉内閣の文部科学大臣政務官、自民党国対副委員長、内閣官房副長官を歴任。自由民主党シャドウ・キャビネット文部科学大臣、自民党教育再生実行本部長、第二次安倍内閣にて文部科学大臣、教育再生担当大臣、東京オリンピック・パラリンピック大臣、自由民主党総裁特別補佐兼特命担当副幹事長を経て、現在は、自由民主党 幹事長代行、自民党東京都支部連合会会長として活動中。
  • 中室 牧子

    慶應義塾大学総合政策学部 教授

    1975年奈良県生まれ。
    1998年慶應義塾大学卒業。
    米ニューヨーク市のコロンビア大学で修士号と博士号を取得。専門は、経済学の理論や手法を用いて教育を分析する「教育経済学」。日本銀行や世界銀行での実務経験を経て、2013年から現職。
    著書、『「学力」の経済学』はビジネス書大賞準大賞、発行部数30万部のベストセラー。 『原因と結果の経済学』は週刊ダイヤモンド2017年のベスト経済書第1位。東京財団政策研究所研究主幹・デジタル庁デジタルエデュケーション統括も兼務。

  • 山口 文洋

    株式会社LITALICO 代表取締役社長

    ITベンチャー企業でのマーケティング・システム開発担当を経て、2006年、株式会社リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)入社。進学事業本部の事業戦略・統括を担当し、2011年の新規事業プランコンテスト「New RING」にてグランプリを受賞、オンライン予備校事業「受験サプリ(現スタディサプリ)」を立ち上げる。 2012年10月、株式会社リクルートマーケティングパートナーズの執行役員に就任。新規事業開発・メディアプロデュース・ネットビジネス本部を担当。 2015年4月より、リクルートホールディングス執行役員およびリクルートマーケティングパートナーズ代表取締役社長に就任。2018年4月より、リクルート執行役員 教育・学習担当に就任。2022年4月株式会社LITALICOに入社、副社長執行役員を経て、2023年4月代表取締役社長に就任。

モデレーター

  • 藤原 和博

    「朝礼だけの学校」 校長/教育改革実践家/リクルート社初代フェロー/和田中学校 一条高校元校長

    1955年東京生まれ。78年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任後、93年よりヨーロッパ駐在、96年同社フェローとなる。2003年より5年間、都内では義務教育初の民間校長として杉並区立和田中学校校長を務める。08~11年橋下大阪府知事特別顧問。16年から2年間奈良市立一条高校校長として生徒個人のスマホをWiFiに繋いでフルに授業に活用。 アクティブラーニングの手本となった「よのなか科」が『ベネッセ賞』、「地域本部(現在は地域学校協働本部として全国の公立学校の7割に波及)」が『博報賞』、食育と読書活動が『文部科学大臣賞』をダブル受賞し一挙四冠に。 著書に『人生の教科書[よのなかのルール]』『人生の教科書[人間関係]』(ちくま文庫)があり「人生の教科書作家」とも呼ばれる。ビジネス系では『リクルートという奇跡』、和田中改革ドキュメント『つなげる力』(共に文春文庫)。教育系では『父親になるということ』(日経出版)、『僕たちは14歳までに何を学んだか』(SB新書)、共著に45万部のベストセラー『16歳の教科書』(講談社)がある。 人生後半戦の生き方の教科書『坂の上の坂 55歳までにやっておきたい55のこと』(ポプラ社)は12万部を超えるベストセラー。キングコングの西野亮廣氏絶賛の『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』(東洋経済)、ホリエモン絶賛の『10年後、君に仕事はあるのか?』(ダイヤモンド)、ちくま文庫で藤原和博「人生の教科書」コレクションがスタート。2020年、デビュー作『処生術』も復刻。 日本の職人芸の結晶であるブランドを超えた腕時計「japan」「arita」(文字盤が漆塗りや石巻の雄勝石、有田焼の白磁)を諏訪の時計師とファクトリーアウトレット方式でオリジナル開発。個人マニュファクチャラー(生産者)の可能性を追求。 本業は教育改革。教育界に蔓延る「正解主義・前例主義・事勿れ主義」を排し一斉授業を超える仕組みづくりに奔走。一条高校では生徒所有のスマホを授業に活かし「スーパー・スマート・スクール(SSS)」化。2021年都立富士中高一貫校で中学からのSSS改革を支援。2022年山梨県知事特別顧問として父の故郷・山梨の教育改革に参戦。隈研吾とともに「富士登山鉄道プロジェクト」の応援団長にも就任した。 さらに「朝礼だけの学校(あさがく)」を開校し、史上初、生徒が全員先生の学校をプロデュース。詳しくはホームページ「よのなかnet」http://yononaka.netに。

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