G1サミット2016
第10部 分科会 A「憲法改正~何を残し、何を変えるべきか~」
2015年9月に成立した安全保障関連法の審議においては、集団的自衛権行使の合憲性を巡って世論が大きく分かれた。安倍政権は今夏の参院選で憲法改正を争点に掲げることを明言している。69年間に亘って一度も改正されなかった日本国憲法は、改正に向けてようやくその一歩を踏み出すこととなる。激動する国際情勢の中で、憲法条文の何を残し、何を変えるべきなのか。与野党の若手政治家と若者代表知識人達が議論する(肩書きは2016年3月21日登壇当時のもの)。
<動画冒頭をテキストでご紹介>
津田氏:皆さん、おはようございます。本当に満場の会場の中で始められるのが嬉しく思います。この1日目、2日目で「憲法改正」行く行くって20人くらいに声をかけられたが、その人は一人もいないという(笑)これだけ少ないということなので、ざっくばらんに話ができると思います。最初は自己紹介とともに憲法改正のお立場という部分をお話ください。
武井氏:おはようございます。自民党の衆議議員の武井でございます。私は自民党ですが、高知会というところにいまして、憲法改正については私たちは与党ですのでやらなければならないのですが、去年、平和安全法制もあのような形で通りましたから、前提はだいぶ変わっているという思いはあります。そういった意味では憲法改正というものの中にある国民の皆さんの不安感のようなものを、しっかり安心感を持ってこの議論を冷静にできるかという事を、与党の立場からしっかりやっていきたいと思います。
津田氏:あの、いきなり核心をつくのもなんですが、自民党の改定草案はどのように思っていますか?
武井氏:そうですね、やはり国防軍など、国民に与えるインパクト、本当に大丈夫というところがあると思います。ですからどれだけ実際に、現実的に憲法改正をしていく中では、思いとしては理解しつつも、現実的にできるところを打ち出していく事が大切・・・(この続きは動画でご覧ください)。