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第3回 プレゼンの設計: 10のチェックリスト

投稿日:2008/03/14更新日:2019/04/09

グロービス・マネジメント・スクールで教鞭を執る堀内浩二氏の著書『リストのチカラ 仕事と人生のレベルを劇的に上げる技術』から、日々のビジネスに今すぐ活用できる「リスト」を紹介する連載講座3回。今回は、「プレゼンの設計:10のチェックリスト」を紹介します。

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プレゼンの設計:10のチェックリスト

1.【目的】 聞き終わった後、参加者はどのような気持ちになっているか?

2.【テーマ】 メッセージは「ひとこと」に集約できるか

3.【流れ】 「話の流れ」が見えるか?

4.【一貫性】 一貫性があってこそアクセントが活きる

5.【スペース】 スライドでも話でも、「間」で語る

6.【意味】 意味の薄いメッセージはそぎ落とす

7.【一つずつ】 マルチタスクの禁止

8.【繰り返し】 重要なメッセージは繰り返し語る

9.【緩急】 どう始まり、どう高まり、どう終わるか

10.【聞き手本位】 もてなしの心を、忘れない

*リストの出典:著者作。「講演の設計:10のチェックリスト」

解説

スライドを使った、講演型のプレゼンテーションの準備をするときに、おさえておきたいポイントです。特に重要な点について以下に補足します。

2. 伝えたいことを象徴するキーワード(あるいは短い文章)を考える。それを繰り返し語る。例えば、あまり熱心でなかった受け手が半年後にこのプレゼンテーションを思い出してくれるとしたら、それはどの言葉によってだろうか?

7. スライドを読みながら話を聞きながら考えることは、誰にもできない。違うメッセージを同時に届けない。

8. 7.とは逆に、同じメッセージは複数のチャネルから、繰り返し届けてよい。スライドを読み上げることをよしとしない人もいるが、子育て経験のある人は「読み聞かせ」のパワーを思い出して欲しい。重要なメッセージなら「読み聞かせ」るべき。

9. 静かな語りかけから始まり強い訴えで終わる。にぎやかに始まりしんみりと終わる。ユーモラスに始まりシリアスに終わる。脅かしで始まり励ましで終わる。3.の「流れ」に沿って設計できれば、高い効果がある。

10. 大事なことは真剣に語ってよい。でも深刻ぶるのは逆効果。ユーモアは大事。でも不得意なジョークを無理に入れる必要はない。大事なのは、もてなしの心。

次回は、「クリティカル・シンキングに必要な5つの態度」を紹介します。

本稿は、『リストのチカラ 仕事と人生のレベルを劇的に上げる技術』(堀内浩二・著 ゴマブックス・刊)より一部抜粋のうえ再掲載したものです。内容の無断転載、無断コピーなどはおやめください。また、私的利用の範囲を超えるご使用の場合は、著作者および出版社の承諾書と使用料が必要な場合があります。

▼『リストのチカラ 仕事と人生のレベルを劇的に上げる技術』とは

グロービス・マネジメント・スクールで教鞭を執る堀内浩二氏の著書。前半は、「リストフリーク」(リスト大好き人間)を自称する著者が、古今東西の珠玉のリスト50を厳選して紹介。後半は、リストの収集法から自作リストの作り方までを詳説。リスト化を通じて思考力や表現力を鍛える構成となっている。

▼ListFreak(リストフリーク)

堀内浩二氏が運営する、リスト収集・共有サイト。世の中の知恵やコツを「リスト」で共有する。"

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