グロービス特別セミナー
アベノミクスでは、重点施策の一つとして「先端ロボット技術によるユニバーサル社会」を掲げている。これからの日本、そして高齢化社会はロボット技術でどのように解決できるのか。原発の作業ロボット、災害救助、自動運転、屋内バイオセンサーによる健康管理するシステムなど、衣食住・社会における未来のロボット技術を展望する(肩書きは2016年2月22日登壇当時のもの)。
<動画冒頭をテキストでご紹介>
古田氏: みなさん、こんにちは。ただ今、ご紹介に預かりました古田と申します。今日は「ロボット技術と未来社会」と題しまして45分ほどお時間をいただきました。テクノロジーで言うと人工知能、運動制御から認識関係、メカニズムからエレクトロニクスまで様々ありますが、今、私は話す内容を決めておりません。今日はどんな話にも対応できるように、たくさんのスライドを用意してきました(笑)。
まず、私が何をする人間かという事を少しお話します。私はロボット屋さんですが、非常に考え方はアナログです。ロボット技術というのは、あくまでもツールです。目的が重要で、私は目的を「未来を創ること」と言っています。すなわち、皆さんの生活にちょっとでもいいのでロボット技術を入れて、よりより日本になればいいと思っています。これだけだと私が何をしている人間かわからないので、私の仕事を紹介しましょう。
これから皆様、「ロボット技術」でこの世の中が大きく変わります。例えば安倍首相のアベノミクス、ここでは去年の6月30日に閣議決定された「日本再興戦略」というのがあります。これを見ていただくと、この中で、ロボット技術が最高事案になっていることがわかります(この続きは動画でご覧ください)。