脚本家・小山薫堂氏×為末大氏
G1サミット2015
第4部 分科会D「日本を演出する~おもてなしで”和”をデザインする~」Part2
新たな文化と出会い、古来のものと合わさり「和」が生まれる。これから「和」をどのようにプロデュースして、日本の新たな文化を生み出していくのか。数々のヒット番組を世に送り、くまモン生みの親としても知られ、映画「おくりびと」でアカデミー賞を受賞した小山薫堂氏がイメージする「日本らしさ」とは。これからやりたい事とは何か。独自の視点からユニークな話題へと展開していく。モデレータ―は為末大氏(肩書きは2015年3月20日登壇当時のもの。視聴時間36分31秒)。
小山 薫堂氏
放送作家・脚本家
為末 大氏(モデレーター)
一般社団法人アスリートソサエティ 代表理事
【ポイント】
・半分ANAで半分JALというデザインが施された飛行機をつくりたい。仲の悪い競合企業が手を結ぶことが、オリンピックに向かって日本が一枚岩になってる事を外に発信したり、世の中に伝えるには最良の方法(小山氏)
・今の世界における日本の一番の役割というのは、どこかとどこかを和(あ)えたり、和(なご)ませたり、和(やわ)らげたりすること。仲直りさせる力を世界にアピールしたい(小山氏)
・最初に何かを始めた人のことを想像するのが好きだ。最初の一歩は、実は一番簡単で、いい加減でいいと思う。それより一番初めにする事が大事(小山氏)
・<くまモンのお話から>熊本県庁の方から「観光キャンペーン」の依頼があったところからスタートしている。ロゴマークを水野学さんにお願いしたが、びっくりしているキャラクターもつくってきた。「ロゴマークはこれで、これはおまけです」と。それがくまモンだった(小山氏)
・お金はその人に対する拍手である。日本はお金を持っていると悪い事、お金を使うと駄目な人という文化がある。その文化そのものを変られるように、お金にまつわる教育が必要(小山氏)
予告編はこちらから
「和」とは、和(あ)えること、アレンジする力