堀 義人/グロービス経営大学院 学長
ソフト・パワーとは、国家が軍事力や経済力等に頼らずに、国際社会からの信頼や発言力を獲得する力のこと。文化、価値観、外交政策に対する理解、共感を得るのに必要な5つの提言(肩書は2015年5月のもの。視聴時間:3分37秒)。
<100の行動18>
文化、教育、観光で積極的なソフト・パワー外交を展開せよ!
1. クール・ジャパンの推進を!
クール・ジャパンは、ゲーム・マンガ・アニメ、ファッション、日本食、デザイン、ロボット・環境技術など多岐にわたる。世界からの日本への関心が高まっている理由の一つは、クール・ジャパン効果にある
2. 「和」の発信と普及を!
茶道、華道、武道、工芸品の漆器・磁陶器、伝統芸能の歌舞伎、能、狂言、落語、浄瑠璃など、有形・無形の日本古来の伝統文化に触れ、発信していく必要がある
3. 「留学生30万人計画」の推進を!
日本への外国人留学生は、母国における日本のプレゼンスを向上させてくれる。留学生30万人を目指すため、魅力ある大学づくりが重要になる
4. 日本語・文化・教育産業の世界への展開と普及を
自国の言語や文化を世界へ展開しようという「文化・言語競争」がある。中国は「孔子学院」を持つ。日本語や日本文化、日本の教育産業を世界に広める取り組みが必要になる
5. 訪日外国人を増やすために総力をあげよ!
温泉、文化、医療、スポーツなど、様々な観光 資源が日本には存在する。外国人にとって便利な環境整備、インフラ整備、そして積極的な発信を
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