G1地域会議2014 関西
第3部 分科会A 「ショービジネスほど素敵な商売はない ~関西の粋が世界を熱狂させる日~」Part1/3
世界に向けたコンテンツ発信の時代、関西発のショービジネスは、どのような進化を遂げていくのだろうか。日本の笑いをリードする吉本興業の水谷氏、100年を超える歴史を持ち、国内外で熱狂的な支持を受ける宝塚歌劇の岩崎氏、関西に生まれ横浜の地でベイスターズを率いるDeNA春田氏をパネリストに迎えた(肩書は2014年10月18日登壇当時のもの。視聴時間20分16秒)。
岩崎 文夫氏
宝塚音楽学校 校長
春田 真氏
株式会社横浜DeNAベイスターズ 取締役オーナー
水谷 暢宏氏
吉本興業株式会社 取締役
丹羽 多聞アンドリウ氏(モデレーター)
株式会社BS-TBS コンテンツ推進局局長 兼 事業部長
兼 統括プロデューサー
・吉本興業はワンソース・マルチユース。タレントを劇場、テレビ、ネット、DVDなどで活用する。タレントを売っていく「元祖・派遣会社」。顧客は子供からお年寄りまで。そのため「ひらがな」で話すようにしている。「ひらがな」が一番伝わると思う(水谷氏)。
・鉄道の乗客増加策の一つとして行ったのが「宝塚歌劇団」。当時、宝塚に温泉「パラダイス」を開設した。温泉の余興の一つで1913年にはじめたのが歌劇団だった。100年続いた理由は、1)音楽学校による人材育成、2)演劇を商業として成立させる、3)雑誌『歌劇』によるメディア戦略、と分析されている。加えて、生徒とスタッフの力、阪急グループからの資金援助が大きいだろう(岩崎氏)。
・横浜DeNAベイスターズは改革の途上。3年以内にCSに出場し黒字化の目標は達成できなかったが、100年持続するためには利益を出していきたい(春田氏)。
・芸人には高卒が多いが、彼らに「劇場という場」を提供しつづけてきたことが継続の理由だと思う。若者に発奮する場を与えて“逆転の夢”を持ってもらった。その後テレビ番組、CM、インターネットにも進出し発奮の場を広げつづけている(水谷氏)。
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