G1サミット2013
第9部 分科会‐A 大学改革
国境を越えた人材の往来が加速化する中、大学経営の国際競争は、さらに熾烈を極めてる。世界中から優秀な学生を集め、知の基盤を確立し、卓越したリーダーを輩出することは、国としての競争力強化に直結する。一方、東京大学が進めてきた秋入学には、立ちはだかる障害も大きく、変革に向けて多くの課題が残されている。社会変革を実現する「大学改革」のあり方を問う(文中敬称略。肩書きは2013年2月11日登壇当時のもの)。
スピーカー
江川雅子 氏 東京大学 理事
國領二郎 氏 慶應義塾大学 総合政策学部長
村田晃嗣 氏 同志社大学 法学部長
波頭 亮 氏 (モデレーター) 経営コンサルタント
・大学設立の戦略とオペレーションがかつてはマッチしていたが、今はそうではない(國領)(13:00)
・日本の大学はいま、改革疲れの状態(村田)(23:50)
・首都圏の大学と地方の大学を一緒に語るのは難しい(村田)(24:10)
・偏差値しかモノサシのない学生は、面接で落ちる理由もわからない(江川)(35:00)
・大学はトップダウンなりつつあるが、各学部の独自性とのバランスが大切(村田)(44:50)
・キャンパスの4分の1が海外に出て、同じだけ海外から学生を呼びたい(國領)(46:50)
・秋入学は海外の大学との競争を生むのでよい緊張感が大学側に生まれる(江川)(53:00)
・慶應に外からの教員が多いのは、教員のレベルが高くなり、外の血を入れるのが怖くないから(村田)(1:02:20)
・教育は学生にとっても人生一度のもの。実験的ではいけないし、一貫性がほしい(江川)(1:11:30)