あすか会議2025 第4部 分科会S(社会・文化)「観光・インバウンド最前線 ~8兆円産業から15兆円産業へ・その可能性を探る~」大谷明×加藤史子×山野智久×楠本修二郎
(2025年7月5日開催/水戸市民会館)
コロナ禍を克服し、日本の観光産業は再び成長軌道に乗っている。2024年、訪日外国人旅行者数は過去最高を更新、消費額も8.1兆円に達し、観光が自動車に次ぐ輸出産業へと浮上した。大阪・関西万博や新たなテーマパークの開業など、地域発の観光資源が注目を集める中、2030年インバウンド消費額15兆円を目標とする観光立国としての次なる成長戦略とは。官民のキーパーソンが、地域創生と観光の未来を語る。(肩書は登壇当時のもの)
※タイムスタンプは生成AIで作成しているため、一部誤りがある可能性があります。あらかじめご了承ください。
00:00 地方経済と観光の重要性
これからの日本経済における地方の役割と、観光産業が持つ可能性について議論を開始。
01:35 最新観光トレンド①:体験型エンタメと初体験
体験型施設「スフィア」を例に、未知の体験がもたらす感動の価値を解説。
04:18 最新観光トレンド②:インバウンド向け新施設と日本酒
沖縄の新テーマパークや日本酒市場に注目し、インバウンド需要の獲得戦略を語る。
07:44 地域事例:ひたちなか市の伝統祭りと食
300年続く「八朔祭り」や、伊勢海老・干し芋など地域の食の魅力を紹介。
11:34 地域事例:音楽フェスと国立公園の連携
「LuckyFes」と国営ひたち海浜公園の連携による集客の相乗効果を説明。
13:31 観光の課題①:人口減少下の地方創生
人口減少社会を見据え、観光を軸とした新しい地方創生デザインの必要性を提起。
14:20 観光の課題②:受益者負担と観光税
観光インフラ維持のため、宿泊税などによる外国人観光客の受益者負担を提言。
18:57 観光戦略の転換点:「量から質へ」
オーバーツーリズムを背景に、観光客数から顧客単価や満足度重視への転換を議論。
21:45 観光市場の目標:インバウンド消費15兆円へ
インバウンド消費15兆円の目標達成に向けた、量と質の両面からのアプローチを解説。
25:42 成長戦略①:異分野連携による高付加価値化
医療やアートなど他産業との連携で、観光の付加価値を高める戦略を提案。
27:32 成長戦略②:公共施設の価格設定見直し
公共施設の入場料を適正化し、観光産業全体の収益向上を図る必要性を主張。
30:29 「観光×食」による海外展開とブランディング
インバウンドでの食体験を起点に、日本食の輸出拡大へと繋げる戦略を提案。
40:18 地方創生の鍵:データ活用と独自性の発信
異業種データの活用と、地域固有の文化を発信するマーケティングの重要性を解説。
44:13 質疑応答:富裕層誘致・人材育成・地方誘客
富裕層ビジネス、観光マーケティング人材の育成、地方への誘客戦略について議論。