G1サミット2013 行動宣言Ⅰ:女性の活用 ~新たな社会の枠組みを求めて~
日本の再生に向けて、高度成長時代とは異なる新しい社会の枠組みが求められている。超少子高齢化社会を前に、労働力確保に向けた政策が議論される中、女性を労働力として活用することは、企業の競争力向上、税政確保の両面において、益々その重要性を増している。一方、現状では、長期に亘る女性の教育投資の回収ができておらず、先進国の中で最低水準のジェンダーギャップに甘んじている。新たな社会の枠組みの礎となる価値観を創造し、意識変革を実現するために、G1メンバーとして何をするべきか。前回G1サミットで生まれたダイバーシティ・イニシアティブメンバーが行動宣言する。(文中敬称略。肩書きは2013年2月9日登壇当時のもの)
青野慶久氏
サイボウズ株式会社 代表取締役社長
岡島悦子氏
株式会社プロノバ 代表取締役社長
鎌田由美子氏
東日本旅客鉄道株式会社 事業創造本部 地域活性化部門部長
坂野尚子氏
株式会社ノンストレス 代表取締役社長
山田メユミ氏
株式会社アイスポット 代表取締役社長
株式会社アイスタイル 取締役
藤沢久美氏
シンクタンク・ソフィアバンク 代表
・管理職の女性比率は10.6%、取締役は1.4%の向上を課題と考えている(岡島)(4:00)
・ダボス会議のジェンダーギャップ縮小を目指すジェンダータスクフォースの3国に新興国とともに選ばれたのが日本(藤沢)(5:20)・サイボウズでは女性が6年産休を取得可能。離職率が4%まで下がった(青野)(13:00)・時短勤務者のほうが生産性が高いというのは社内の共通見解(青野)(16:30)
・社内情報の共有、人事の家庭訪問など接点を産休中に持ち続けることで不安を解消(青野)(19:00)
・女性トイレがない時代だったが、仕事上は平等にあつかわれた(鎌田)(30:00)
・今は子供ができてやめる人はいないが、小学校に上がって預ける場所がなく辞める人がいる(鎌田)(36:00)
・子育ての経験が、部下の育成に役立っている(坂野)(39:00)
・女性の活用で一番重要なのがモチベーション、リーダーシップの育成(坂野)(42:00)・仕事の範囲を明確にし、長期的なキャリアプラニングから始める(坂野)(58:30)・同じ問題を抱える人たちだけで話すのではなく、縦や異業種を混ぜないと解決しない(岡島)(1:01:00)・女性が進路を「選べる」社会にしたい(岡島)(1:09:00)