あすか会議2012
白石康次郎氏 志/夢の実現に向けて ~困難への向き合い方を考えよう~
夢や志を成し遂げるためには、様々な困難と向き合う必要がある。政治やビジネス、社会貢献におけるリーダーとは異なるトップアスリートの体験談を通して、困難に対する向き合い方を考え、自分の道を切り開く一歩を踏み出そう。(肩書は2012年7月8日登壇当時のもの)
スピーカー:白石康次郎 海洋冒険家
聴き手:鎌田英治 グロービス経営大学院 教員
■対談
・まずレースに出ることを決定し、それからヨットの乗り方を学ぶ(5:30)
・どうやって2.5億円の資金調達をしたか(8:00)
・「やりたい」という自分の心の声に従う(12:50)
・松下幸之助の言葉――成功する人は、時を待つ (16:30)
・二度の失敗で学んだこと――自分の視野にとらわれてはいけない(18:45)
・できるかどうかは問題ではない――まず飛び込み、できることをやる(29:00)
・船に乗せてくれるかどうかを決めるのは、自分ではなく相手(30:00)
・無常と四苦八苦のつながり(35:30)
・師匠を選ぶ権利は弟子にある(40:45)
■質疑応答
・有名になることで発生する煩わしさにどう対応しているか?(47:55)
・家族等様々な事情で一歩を踏み出せない状況をどう考えるか?(50:59)
・子供向けにヨット教室を開いた理由は?(52:44)
・自分のピュアな心と外部環境の変化をどう調和させているか?(55:20)
白石康次郎
Kojiro Shiraishi
少年時代に船で海を渡るという夢を抱き、三崎水産高在学中に単独世界一周ヨットレースで優勝した故・多田雄幸氏に弟子入り。1993年、当時26歳で、ヨットによる単独無寄港無補給世界一周の史上最年少記録(当時)を樹立。
その他数々のヨットレースやアドベンチャーレースでも活躍。2006年、念願の単独世界一周ヨットレース「ファイブ・オーシャンズ」クラスI(60フィート)に参戦し、歴史的快挙となる2位でゴール。2008年、フランスの双胴船「Gitana13」にクルーとして乗船し、サンフランシスコ~横浜間の世界最速横断記録を更新。
現在は、ヨットレーサーとしての活動以外にも、「冒険授業」「小学生のための世界自然遺産プロジェクト」など、子供達に自然の尊さと「夢」の大切さを伝える活動に積極的に取り組んでいる。