グローバル化、そしてデジタル化の大きな波によって産業構造と市場が大きく変わる中、日本のものづくり産業はいかにして世界市場で存在感を保つことができるのか。このまま何もしなければ、日本のものづくりは衰退しかねない、と吉川氏は警鐘を鳴らす。日本企業が“茹でガエル”となって沈没しないためにこれから何をすべきなのか。後編では、日本企業が今後対応すべき具体的課題を提示する(視聴時間:47分16秒。肩書は2011年2月登壇当時のもの)。
・日本を“茹でガエル”にした3つの傲慢
・日本は各産業でプレーヤーが多すぎる
・日本では「リーグ戦」をしているが、世界では「トーナメント」を勝たねばならない
・独禁法に縛られていると、世界で勝てない
・ものづくりの「もの」は、顧客にとっての付加価値を生み出すこと
・サムスンと松下幸之助の考え方は、驚くほどよく似ている
・グローバルの人材育成は、「現地・現材・現人」が鉄則
・デジタル時代、在庫は「悪」ではない
・日本には「頭才」が育っているだけで「人材」が育っていない
・グローバル化の時代、市場に拠点を置き、現地文化に合ったものをつくれ
・社会の変化に伴い起こること、その支配則にいち早く気づくこと
・製造業とサービス業の垣根をこえ、社会課題のニーズに対応すべき
・日本企業が持つ、レシピに書けない「秘伝のタレ」を生かせ