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MBA経営辞書「リコメンデーション」

投稿日:2013/08/05更新日:2019/04/09

リコメンデーション(Recommendation)

顧客の購買履歴データなどを活用し、当該の顧客が興味を持つと思われる情報を提供するコミュニケーション手法。典型的な例は、アマゾンなどで見られる「この商品を買った人はこんな商品も買っている」式の紹介やレビュー欄、推奨のメールであり、ネットの世界ではほぼ定着した感がある。

消費者側から見ると、購買履歴が自分と似ているということで、その推奨は興味関心と合致する可能性が高く、信頼できるように感じる点を利用している。アマゾンのリコメンデーションメールなどは、当該顧客が興味を持ちそうな情報をほぼその顧客にあつらえた形で提供しており、ワン・トゥ・ワン・マーケティングを実現しているとも言える。

リコメンデーションは流通業者だけではなく、メーカーなどの供給者側も当然応用できる。ただし、「おすすめ」が説得力を持つための重要な条件として、おすすめをする人の中立性があり、その点でメーカーなどは工夫を求められる。供給者のお手盛り、内輪褒めと思われては効果がないからだ。

昨今、ツイッターやSNS、動画共有サイトなどが広告媒体としても効果を発揮する背景には、そこで集まるリツイートや「いいね!」や賞賛コメントが、中立的な顧客からの支持だとみなされているからである。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約800語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

  • 嶋田 毅

    グロービス経営大学院 教員/グロービス 出版局長

    東京大学理学部卒、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計150万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」の著者、プロデューサーも務める。著書に『グロービスMBAビジネス・ライティング』『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45』『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『ビジネス仮説力の磨き方』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 100の基本』(東洋経済新報社)、『[実況]ロジカルシンキング教室』『[実況』アカウンティング教室』『競争優位としての経営理念』(以上PHP研究所)、『ロジカルシンキングの落とし穴』『バイアス』『KSFとは』(以上グロービス電子出版)、共著書に『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ』『MBA定量分析と意思決定』『グロービスMBAビジネスプラン』『ストーリーで学ぶマーケティング戦略の基本』(以上ダイヤモンド社)など。その他にも多数の単著、共著書、共訳書がある。
    グロービス経営大学院や企業研修において経営戦略、マーケティング、事業革新、管理会計、自社課題(アクションラーニング)などの講師を務める。グロービスのナレッジライブラリ「GLOBIS知見録」に定期的にコラムを連載するとともに、さまざまなテーマで講演なども行っている。

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