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MBA経営辞書「NIH症候群」

投稿日:2011/11/28更新日:2019/04/09

NIH症候群(Notinventedheresyndrome)

ある組織において、何か良いアイデアや発明、製品、サービスを知ったにもかかわらず、それが別の組織で先に考案されたものだ(あるいは、別の組織ですでに実行されている)ということだけを理由に、採用したがらないこと。

NIH症候群は、たとえば自前で大規模な研究所を持つ大企業が、知名度の低い企業の開発した新技術について「自社の研究所では特に注目していないから」と軽視しているうちに、その技術に市場を席巻されてしまったというように、官僚的・独善的な傾向のある大企業において特徴的な症状だと考える向きもある。

しかし、フリーソフトウェアの開発で同じような機能の実現を目指すプロジェクトが多数並行して存在し、各プロジェクトが自前で完成させようとする一方、それらを統合したり協調したりする動きはなかなか見られないというように、組織の大きさや社会的地位の高低に関係なく起こりうるものであるという意見もある。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

  • 嶋田 毅

    グロービス経営大学院 教員/グロービス 出版局長

    東京大学理学部卒、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計150万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」の著者、プロデューサーも務める。著書に『グロービスMBAビジネス・ライティング』『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45』『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『ビジネス仮説力の磨き方』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 100の基本』(東洋経済新報社)、『[実況]ロジカルシンキング教室』『[実況』アカウンティング教室』『競争優位としての経営理念』(以上PHP研究所)、『ロジカルシンキングの落とし穴』『バイアス』『KSFとは』(以上グロービス電子出版)、共著書に『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ』『MBA定量分析と意思決定』『グロービスMBAビジネスプラン』『ストーリーで学ぶマーケティング戦略の基本』(以上ダイヤモンド社)など。その他にも多数の単著、共著書、共訳書がある。
    グロービス経営大学院や企業研修において経営戦略、マーケティング、事業革新、管理会計、自社課題(アクションラーニング)などの講師を務める。グロービスのナレッジライブラリ「GLOBIS知見録」に定期的にコラムを連載するとともに、さまざまなテーマで講演なども行っている。

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