https://globis.jp/article/1167
知見録読者の皆さんの中には、2代目、3代目として事業継承に取り組んでいる方々も少なくないと思います。幼い頃から何不自由なく育てられ、ずっと羨望の的。ところが、当然のように社長になってみると、会社の経営はなかなか思うようにいかない…。そんな跡継ぎ経営者の苦労や悩みも耳にします。
川鍋一朗さんもそんな1人です。東京最大手タクシー会社、日本交通株式会社の3代目御曹司。東京都心の大邸宅に住み、学校は幼稚舎から大学まで慶應。海外MBAを取得し、トップ・コンサルティング会社で活躍するという華々しいキャリアを経て、祖父が創業した老舗会社に入社しました。
ところが…。
蓋を開けてみると、会社は1900億円もの負債を抱える「火の車」。エリートコースを歩んできた3代目社長は、人生最初で最大の試練にどう向き合ったのか?
事業継承を宿命付けられた方にぜひ読んでほしい、そんな一遍です。