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日本の美意識を産業に変える。100年先へ残り職人を守る「ホワイト経営」の極意とは?

投稿日:2025/12/31タイマーのアイコン 読了時間 49分22秒

九州の伝統工芸や文化財は、いかにして現代の荒波を乗り越え、未来へと受け継がれていくのか。本動画では、中川政七商店、中村人形、「柳川藩主立花邸 御花」のリーダーたちが登壇。衰退する産業の再生、ホワイトな工房経営、文化財保護のための新たな仕組み作りなど、実体験に基づくリアルな議論を展開する。歴史を尊重しつつ時代に適応するための「経営」と「志」の重要性を解き明かす、伝統文化の生存戦略が語られる。

G1九州2025 第2部分科会S(社会・文化)
「九州の伝統工芸と文化〜歴史と未来を紡ぐ価値とは〜」立花健太郎×中川淳×中村弘峰×西高辻信宏
(2025年9月14日/ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ)

九州に息づく伝統工芸と文化は、時代を超え、現代の暮らしにも豊かさをもたらしている。ライフスタイルや価値観が激変する現代において、九州に根付く伝統を、私たちはどのような形で未来へ繋いでいけるのか。本セッションでは、伝統の価値を深く見つめ、それを現代の事業、製品、そして文化体験へと再構築することで、未来へと繋ぐための具体的な道筋を探る。(肩書等は登壇当時のもの)

※タイムスタンプは生成AIで作成しているため、一部に誤りがある可能性があります。あらかじめご了承ください。

00:00 伝統工芸の定義と現状

法律に基づく伝統的工芸品の要件と九州の現状を概説する。

03:12 工房経営のホワイト化

徒弟制度から正社員制へ移行し、職人の待遇を改善した事例。

05:51 アートと産業の両立

現代アートの視点を取り入れ、高付加価値な作品を制作する。

07:13 工芸産業の衰退と法律

1974年の法律が進化を止めてしまった歴史的背景を分析する。

10:28 波佐見焼の再生事例

経営不在の産地に経営概念を持ち込み、地域を活性化させた話。

13:06 道具と材料の枯渇問題

分業制の崩壊により、職人の道具や原材料が失われる危機。

15:35 文化財維持の経済的困難

公的支援が乏しい中で、莫大な維持費を工面する苦労を語る。

18:40 クラファンの可能性

日本人のDNAに刻まれた文化への共感を資金に変える仕組み。

21:10 異業種での精神修行

得意を封じられた1年間の修行が、天職の自覚に繋がった体験。

27:08 経営概念の導入

中小企業の物作り現場に、中長期的な経営視点を持ち込む重要性。

31:52 未来へ遺すための活用

文化財を地域の宝として捉え、一般に開放して学びの場を作る。

35:48 ブランディングの本質

目に見える形だけでなく、背後の祈りや姿勢をブランド化する。

43:54 時代適応と変えない軸

変えるべき点と、妥協せず守り抜くべき核心的価値の線引き。

  • 立花 健太郎

    柳川藩主立花邸 御花 18代亭主/一般社団法人 SAMURAI REBIRTH 代表理事

    福岡県柳川市にて文化財の宿「柳川藩主立花邸 御花」の経営に携わる一方、SAMURAI REBIRTHの代表として、資源循環に基づく新たな文化財の保存活用に挑む。畳や落葉を堆肥化してイ草を育て畳に再生する「畳REBIRTH」や文化財をジブンゴト化することのできる「Joshu・ジョーシュ/畳主」を展開し、文化と循環経済を融合させる持続可能な仕組みを推進。遠州流茶道お家元直門として茶の湯を学び、審美眼とビジネスセンスを養う。日本文化政策学会所属。サーキュラーパートナーズ会員(経済産業省)。

  • 中川 淳

    PARADE株式会社 代表取締役社長

    1974年生まれ。京都大学法学部卒業後、2000年富士通株式会社入社。2002年に株式会社中川政七商店に入社し、2008年に十三代社長に就任、2018年より会長を務める。

    業界初の工芸をベースにしたSPA業態を確立し、「日本の工芸を元気にする!」というビジョンのもと、業界特化型の経営コンサルティング事業や教育事業を開始。現在は学生経営×地方創生プロジェクト「アナザー・ジャパン」や、志あるブランドを世の中に届ける共同体「PARaDE」を発足。企業やブランドのビジョン・思想を「ライフスタンス®」と提唱し、新しい経済の形を生み出している。

  • 中村 弘峰

    株式会社中村人形 四代目

    1986年福岡市生まれ。株式会社中村人形四代目。東京藝術大学大学院彫刻専攻修了後、父・中村信喬に師事。江戸期の人形技法を現代に生かし、「人形とは人の祈りを形にしたもの」を理念に多彩な作品を発表。伝統工芸から現代アートまで幅広く活動し、国内外の展覧会で高い評価を得る。近年は公共モニュメント制作や国際的な工芸展にも参加し、伝統と革新を融合した独自の表現を追求している。

モデレーター

  • 西高辻 信宏

    太宰府天満宮 宮司

    昭和55(1980)年、福岡県太宰府市生まれ。御祭神 菅原道真公から数えて40代目に当たる。東京大学文学部歴史文化学科(美術史学)卒業。國學院大學大学院文学部神道学科で神職資格並びに修士号取得後、太宰府天満宮に奉職。現代美術に造詣が深く、平成18年(2006)に立ち上げた太宰府天満宮アートプログラムでは、ディレクターとして展示企画に携わる。現在、宮司として御本殿の124年ぶりの大改修事業を牽引している。

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