まとまった時間がとれるゴールデンウィーク。グロービス経営大学院の教員が、この期間にじっくり読んで欲しいおすすめ本を5冊ご紹介します。 2016年版おすすめ本>> 2017年版おすすめ本>>
環境変化を乗り越える鉄則とは?
パラノイアだけが生き残る
推薦: 荒木博行
知っている人は知っている、20年前に書かれたあの名著の復刻版。しかし、今改めて読み返してみても、それだけの時間が経ったとは思えないほどの「新しさ」を感じさせる内容です。多少事例を変えれば、今のビジネスパーソンに向けた新刊としても全く違和感ないでしょう。環境変化をどう捉え、その変化をどう乗り越えるのか――その問いの究極的な答えは、いつの時代であっても変わらないものなのかも知れません。「ベストセラーよりもロングセラーを読むべき」という私の選書持論を支えてくれる代表的な1冊です。
自己変革のヒントを探している方へ
なぜこの人はわかってくれないのか―対立を超える会話の技術
推薦:嶋田毅
他人との対立で悩み、「なぜこのくらいのことが分かってくれないのか」と思った経験は、誰もがあることでしょう。しかし、必ずしも相手が悪いわけではなく、自分自身が固定観念にとらわれすぎるがあまり軋轢が生じる場合も多いのです。本書は、端的に言えば、自分自身を省察し、自らを変えることで対立解消、さらにはイノベーションを促すヒントを提供するものです。キーワードは「動的なオーセンティシティ」。オットー・シャーマーのU理論にも通じる発想です。自分自身を変えることは簡単ではないですが、有用なエクササイズも紹介されているので、それも参考に自己変革のヒントにしたい1冊です。
社会現象から因果関係を推測する
データ分析の力 因果関係に迫る思考法
推薦:髙原康次
「中高生からでも十分に読み進められる入門書」
日常の小さな違和感の正体を見つける観察眼を磨く
観察の練習
推薦:難波美帆
観察の仕方を教える必要にかられた私にとって、本書は「
経営学のつながりを理解する
経営戦略の経済学
推薦:斎藤忠久
経営戦略がどのようなメカニズムを通して利益を生むのか、