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GWに読んでおきたいビジネス書10選

投稿日:2017/04/29更新日:2019/04/09

まとまった時間がとれるゴールデンウィーク。グロービス経営大学院の教員が、この期間にじっくり読んで欲しいおすすめ本を10冊ご紹介します。 ※2016年版はこちら>>

シンプルな原則を貫くことが成功の近道

確率思考の戦略論​
推薦: 荒木博行

久しぶりに頭の中の霧が晴れるような、スカッとする本でした。ビジネス成功のためには、目的を明確に定め、構造を理解し、確率に基づいて意思決定を重ねる――当たり前ですが、意思決定に悩んでいる方ほどシンプルな原点・本質に触れることによる効果があるでしょう。そして、この本のもう1つの特徴は、行間から伝わってくる圧倒的な迫力です。書籍を読んでいるだけなのに、本人を目の前にしたような心地よい圧迫感。先日、著者の森岡氏に話を聞く機会があったのですが(参考:http://globis.jp/article/5265、迫力の理由が分かりました。それは、ご本人がこのシンプルな原則に従った生き方を貫き通しているからなのです。だからこそ、ストレートに伝わってくるメッセージがある。マーケティングや戦略という観点での学びが得られるだけではなく、生き方としてのヒントも得られる本。私にとってはバイブルの1冊です。

変化の激しい時代における組織やリーダーの姿とは?

チームが機能するとはどういうことか
推薦:吉田素文
変化が早く不確実な時代において重要なのは、個人・組織の【学習・進化する力】です。学習する組織の概念自体は古くからありますが、様々なハードルが存在し、実際に実現できている組織は少ないでしょう。本書は、組織が本当に学ぶとはどういうことか、その実践にはどういった困難があり、それをどう乗り越えればよいのかを、多数の事例研究と先行研究をベースに詳述しています。これからの組織はどうあるべきか、これからのリーダーの役割とその基本姿勢は何かを考えるうえで多くの刺激・ヒントを与えてくれます。

成長を施すフィードバックのコツとは?

フィードバック入門
推薦:竹内秀太郎
「個人面談は得意です」と自信を持って言えますか。考課結果に納得してもらうだけでも苦労されている方も少なくないかもしれません。フィードバックを語るには、学問的知見と現場での実践知の両方が必要だと著者は言います。最近では、日常的に1on1ミーティングを繰り返す形に目標管理制度の運用を見直す動きもある中、フィードバックの重要性は高まるばかり。この本で、相手の成長を促す効果的なフィードバックのための理論と実践について確認しておいて損はないでしょう。

解が見えない大きな問いに答える思考法とは?

出現する未来
推薦:髙原康次
「重要なイノベーションは、内なる旅、知が浮かび上がる心の奥深くに向かう旅から生まれる」。 大きく変わり続ける現代社会で、今まで通りの思考パターンを繰り返すことが破滅の道につながると、著者らは警鐘を鳴らします。そして、全体を部分に分けて理解するという思考パターンを一旦手放し、全体を全体のまま感じ続けていく「内なる旅」を推奨しています。解が見えない大きな問いに対して、新しいアプローチを習得されたい方におすすめです。

話題本をフックに世の中の現象を俯瞰してみる

サピエンス全史
推薦:西口敦
流行りものですけど、ビジネス文脈でもたいへん示唆深い1冊。「農耕化が進んで、養える人が増えたからこそ、それを維持し、守るため、不作に気を病んだり、戦いで負けるわけにいかなくなった」など、人類を革命的に変えた「言語」「農業革命」「紙」「貨幣」「宗教」などがどんな背景や位置づけで出現し、どんな役割を果たしてきたかを紐解いていきます。「・・とすると、ビットマネーってなんなんだ?」「会社組織って、いったいなに?」といった身のまわりの「そもそも」を考えるヒントが満載なわけです。てことで、GWのようなちょっと仕事から離れたまとまった時間に最適。

創造力がないと思っている人こそ読むべき本

クリエイティブ・マインドセット
推薦:長尾景紀
複雑化するビジネス環境を生き抜くには、もはやMBA的なマネジメント能力だけでは乗り切れない時代になっています。今必要とされる資質は「創造力」です。アドビ社が実施したアンケートでは、世界で最もクリエイティブな国は日本という結果だったにも関わらず、自らをクリエイティブであると回答した人の割合の最下位は日本という結果だったそう。「創造力が勝負!」と言われると、Appleやgoogleに対して及び腰になってしまう傾向があるように、途端に自信を失ってしまう。本書のメッセージでもある「創造力に対する自信を持とう」を実践するためには、やはり考え方を理解する必要があります。ご自身の創造力を解き放ちたい方にオススメです。

国家盛衰の裏に帳簿アリ、歴史から会計の奥深さを知る

帳簿の世界史
推薦:陶久季彦
現代の会計と情報開示制度が形作られるまでには長い歴史の中で数多くの企業や国家の盛衰があり、その渦中のただ中で先人達が試行錯誤を繰り返しながら現代に通じるアカウンティングのコンセプト、会計・開示のルールなどの知識を積み上げてきました。本書は古代バビロニア、フランス絶対王政、勃興期の米国、などの史実をアカウンティングとディスクロージャーの側面からとらえ直すことを通じて、その進化の過程を紐解いた興味深い1冊です。

「数字」という世界共通言語で企業価値や株価を語れるようになろう

バリュエーションの教科書
推薦:星野優
とかく「専門性の高い領域」、「自分には縁遠い存在」、果ては「胡散臭い金儲けの手段」などと敬遠されがちなファイナンス理論。一方、市場経済社会に生きる我々にとっては欠くことのできない知識領域でもあります。本書はこのギャップを埋めることを意図し、ファイナンス理論の根底にあるエッセンスを実務現場目線でシンプルに整理した本です。さらに、理論を概説するに留まらず、一般のビジネスパーソンが理論を理解する事で得られる実益は何かを、豊富なデータや事例を活用しながらひも解いてくれます。テレビドラマや映画にもなった「ハゲタカ」を監修した著者の「思い」に触れてみてはどうでしょう。

偉大なる2人組はどうすれば誕生する?

POWERS OF TWO 二人で一人の天才
推薦:嶋田毅
本書は大きな仕事を成し遂げた2人組、本書が言う「クリエイティブ・ペア」について考察したものです。そのペアがどのように生じ、発展し、絶頂を迎えるのかといったプロセスや、ペアのタイプ、そして2人の距離感やライバル関係、パワーバランスの変化などを、ビジネス、科学、音楽など多数の領域の実例に基づいて検証しています。創造は孤高からは意外と生まれにくいものです。チームの最小単位はまずは2人という事実、日本でもホンダやソニーなど2人組から生まれた大企業は多いという事実を考えたとき、どうすればそうしたペアが誕生するのか、あるいは生み出せるのか、多くのヒントが込められた1冊です。

経営者の資質をじっくり考える

経営に終わりはない
推薦:堤崇士
「戦前から、だれかをとっつかまえて、いっしょに組んで自分の思い通りの人生をやって見たいと思っていた」、ということで捕まえた相手が本田宗一郎。ホンダを世界的なメーカーへ飛躍させたのは、本田宗一郎もさることながら、パートナーとして経営の礎を築いた藤沢武夫に原点があると知らせてくれる本です。万物流転の法則を避けるために自分の頭で考え、実行に移してきた姿は、我々に経営者として必要なものは何かを問いかけています。

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