4月23日(日)午後、第4回グロービス杯世界囲碁U-20の決勝戦がグロービス東京校「GIJINNOMA」で行われ、韓国代表の申真諝七段(17歳)が優勝、同じく韓国代表の卞相壹五段(20歳)が準優勝となった。日本勢は一力遼七段(19歳)が3位、芝野虎丸三段(17歳)が4位だった。
グロービス杯世界囲碁U-20は、日本で唯一開催されている世界棋戦として注目度が高まっている。日本勢の戦績は、第1回大会で一力遼七段が優勝、許家元二段が準優勝のワンツー・フィニッシュという快挙を成し遂げたが、第2回大会では中国・韓国勢が1~3位を独占。第3回大会では許家元三段が準優勝に食い込んでいた(段位は当時のもの)。第4回大会での日本勢がどこまで上位に食い込めるかに注目が集まっていた。
< 第4回グロービス杯世界囲碁U-20の結果 >
優勝 申真諝七段(韓国、17歳)
準優勝 卞相壹五段(韓国、20歳)
第3位 一力遼七段(日本、19歳)
第4位 芝野虎丸三段(日本、17歳)
第4回 グロービス杯 世界囲碁U-20 開催概要
■主催
公益財団法人 日本棋院
■協賛
株式会社グロービス
■概要
20歳未満の棋士およびアマチュア選手による世界大会。本戦16名による勝ち抜きトーナメント戦を実施し、U-20世界チャンピオンを決定する。
■出場資格
開催年の1月1日現在で20歳に満たない者。
■対局規定
・全互先 先番6目半コミ出し
・持ち時間:初手から1手30秒、途中1分単位で合計10回の考慮時間(NHK杯方式)あり
・遅刻は時間が切れた時点で不戦敗とする
■賞金
優勝 300万円、準優勝 50万円、3位 20万円
■日程 (ニコニコ生放送が全セッションをネット中継)
4月20日(木) 18:00〜歓迎レセプション、抽選
4月21日(金) 10:00~本戦第1局 13:00~本戦第2局
4月22日(土) 10:00~本戦第3局 13:00~準々決勝
4月23日(日) 10:00~準決勝 13:00~決勝、3位決定戦 大盤解説会、表彰式
■対局地
グロービス (東京都千代田区二番町5-1)
■出場棋士(16名)
<出場棋士>
【日本代表】一力遼 七段、許家元 四段、姚智騰 四段、六浦雄太 三段、芝野虎丸 三段、張瑞傑 二段
【中国代表】黄雲嵩 六段、辜梓豪 五段、謝爾豪 四段
【韓国代表】申真諝 六段、卞相壹 五段、申旻埈 五段
【中華台北代表】簡靖庭 二段
【欧州代表】ヴァチラフ・カイミン アマ7段
【北米代表】ウィルス・フアン アマ7段
【アジア・オセアニア代表】ジエ・フイ・クワ アマ7段