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目の前の壁を乗り越えて、夢を実現するためにすべきこと

投稿日:2017/01/09更新日:2019/04/09

G1カレッジ2016
第2部全体会「『ビジョンと行動』~先駆者たちはビジョンを胸に目の前の壁をどう乗り越えたのか~」

たったひとりのビジョンが、世界を変えることがある。貧困削減を掲げてNPO法人Living in Peaceを立ち上げた慎泰俊氏、企業勤務から志を抱いて政界に転身した細野豪志氏、「国産ERPパッケージを開発して、日本企業の情報投資効率を世界レベルへ」と起業した牧野正幸氏。たったひとりが描いた夢は、どのように周囲を巻き込み、大きな力となって世界を変えたのか。品川女子学院の漆校長が聞く。(肩書きは2016年11月23日登壇当時のもの)

<動画冒頭をテキストでご紹介>
漆氏: 思い付く人は1万人、それを言葉にする人は100分の1の100人、そしてそれを行動に移す人はそのまた100分の1の1人という話を聞いたことがあります。今日は思想を行動に移した3人の方からお話を聞いて、皆さんのビジョンが今日1日の行動に移るようなセッションにしたいと思います。
それでは早速ですが、慎さんから、今、自分がしている取り組みを、今日のテーマに沿って3分~5分くらいでご紹介いただけますか。

慎氏: どちらも団体名(五常・アンド・カンパニー株式会社/認定NPO法人 Living in Peace)が長くてすみません、慎です。「お前誰だ」という感じの方もいらっしゃると思うので説明しますと、私が仕事でやっているのも、NPO活動、パートタイムでやっているのも「機会の平等」です。
人が生まれた時に背負った色々なものがあると思うのですが、それによってその人の運命が決まるような世の中は、私はすごく嫌なんです。途上国ですと今も25億人の人たちは、金融機関を使ったことがないのです。お金を借りられない、貯められない、送れない、保険に入れないという人たちが人類のだいたい3分の1弱、当たり前に存在するわけです。それをゼロにしたいと思い、民間版の世界銀行を作ろうということで会社を作りました。
私がなぜ、今のこの金融の仕事をやったかというと、もともと修行を積んで、モルガン・スタンレー、ユニゾン・キャピタルという会社で働いた後で、30代からやろうとしたんです。金融の仕事は年を取ってからやる仕事ですから、30歳でもまだ若いのですが、やっています。
今はカンボジア、ミャンマー、スリランカの3万人の人たちに金融サービスを届けています。会社を始めて2年半です。社員がだいたい今、250人くらいいます。
それをしながら、実はモルガン・スタンレー時代から、ずっとNPOをやっていました。それがLiving in Peaceで10年目になります。主に何をやっているかというと、国内の子供、特に親と育つことができない子供たちの支援です。皆さんご存じか分かりませんが、今、国内に5万人くらい親と一緒に育っていない子供たちがいます。その子供たちは里親家庭や施設で暮らしているのですが、5分の1が高校を中退するんですね。今、このご時世、高校中退すると行き場がないわけです。そういった子供たちが一人でも減るように、施設の環境を変えるとか、里親を支援するとか、そういったことをずっとやっています。(この続きは動画でご覧ください)

  • 慎 泰俊

    五常・アンド・カンパニー株式会社 代表執行役

    民間セクターの世界銀行をつくることをめざして、五常・アンド・カンパニーを2014年に創業。22年現在、途上国5ヶ国で200万世帯に金融サービスを提供している。 2007年に認定NPO法人Living in Peaceを設立し、マイクロファイナンスと社会的養育に従事(2017年に理事長退任)。2021年には日本児童相談業務評価機関を共同設立。 本州縦断1648kmウルトラマラソン完走。囲碁六段。ヤング・グローバル・リーダー2018。朝鮮大学校と早稲田大学大学院卒。モルガン・スタンレーとユニゾン・キャピタルを経て現職。
  • 細野 豪志

    衆議院議員

    1971年8月21日、京都府綾部市生まれ、滋賀県近江八幡市出身。 滋賀県立彦根東高等学校を経て、京都大学法学部卒業後、三和総合研究所(現:三菱UFJリサーチ&コンサルティング)に入社。研究員としてマクロ経済予測、通商政策の立案などに携わる。2000年より衆議院議員を務める。 2011年、環境大臣・内閣府特命担当大臣として東日本大震災時の東京電力福島第一原発事故の収束、再発防止に全力を尽くす。現在8期、選挙区は静岡5区<三島市、富士市(旧富士川町域を除く)、御殿場市、裾野市、伊豆の国市(旧伊豆長岡町域)、田方郡函南町、駿東郡小山町>。
  • 牧野 正幸

    株式会社ワークスアプリケーションズ 代表取締役最高経営責任者

    1963年、神戸市生まれ。大手建設会社を経て、ソフト会社に入社。その後、大手外資コンピュータメーカーに出向、システムコンサルタントに。1996年にワークスアプリケーションズを設立。 「20万人の学生があこがれる経営者アワード PERSONALITY部門」第1位(LEADERS’AWARD)や「理想の経営者No.1」に選ばれるなど、今最も注目を集めるIT企業経営者のひとりである。 また、若者のキャリア教育やIT人材の育成、日本のIT推進にも注力しており、2015年より文部科学省中央教育審議会委員、2016年より内閣府主催「第4次産業革命 人材育成推進会議」委員、2017年より経済産業省主催「“Connected Industries”ベンチャー懇談会」の座長を務める。主な著書に『「働きがい」なんて求めるな。』(日経BP社)など。

モデレーター

  • 漆 紫穂子

    品川女子学院 理事長

    1925年創立の中高一貫校、品川女子学院 理事長。 早稲田大学国語国文学専攻科、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。国語科教師を経て2006年より校長、2017年より理事長に就任。行政改革推進会議構成員(内閣官房)、国立教育政策研究所評議委員、日本芸術文化振興会評議員。 同校は1989年からの学校改革により5年間で入学希望者数が30倍に。「28プロジェクト」を教育の柱に社会と子どもを繋ぐ学校作りを実践している。近著に『女の子が幸せになる子育て』(だいわ文庫)

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