あすか会議2016
第7部分科会「ビジネスリーダーのための教養としてのプログラミング講座」
パーソナルコンピュータの父、アラン・ケイは「すべての子どもたちにプログラミングを」と説く。ロボットや人工知能が普及し、自動運転車をはじめとする様々なものがネットワークにつながれていく中、プログラミングの重要性はますます高まっている。ビジネスパーソンにとって、プログラミングを学ぶ意味とは何か。UEI創業者であり「教養としてのプログラミング講座」著者の清水亮氏、中学生・高校生向けのプログラミング教育を提供するライフイズテック水野雄介氏が語る。(肩書きは2016年7月3日登壇当時のもの)。
<動画冒頭をテキストでご紹介>
川上: 今日は「教養としてのプログラミング」というテーマなのですが、まず、清水さん、水野さんに簡単に自己紹介をしていただき、どんなことをやっていらっしゃるかというお話もしていただければと思います。
水野氏: 僕はライフイズテックという、中学生・高校生向けのIT教育の会社をやらせていただいています。2010年、6年前に会社を作りました。
僕は元々、物理の高校教師をやっていたのですが、教育を良くしたいという思い、20世紀型の教育が多かったのでもっと良いものができるんじゃないかという思いがありました。キッザニアのようなものが好きだったというのもあります。
特に、中高生はプログラミングやIT、ゲームを作りたいという子が多かったですし、やはり人は好きなものじゃないと伸びないので、そういったところを伸ばしてあげる環境を作りたかったのです。しかもそれは社会で求められている能力だったりするわけです。
元々、プログラミングなどは全くできなかったのですが、今ではのべ1万5千人くらいの子どもたちが来てくれていて、世界で2位くらいの規模になっています。
そういった形で中高生をメインにやらせていただいている会社です。
清水氏: UEIの清水です。僕自身は6歳の頃にプログラミングを始めました。学校の勉強もやらずに落ちこぼれと皆さんにさげすまれながら、今では同級生の中で誰よりも稼いでいます。
20歳の頃からプログラム教育というのをやっていて、まずは専門学校でプログラミングを教えました。大学生だったのですが非常にギャラが良くて、月に45万くらい稼ぎました。
それから、文部科学省の学校法人技術専門学校の教材作りをやるようになって、また、プロを目指す子を対象にプログラミングを教えたり、九州大学大学院のICTリーダー養成講座の非常勤講師をやったりしていました。(この続きは動画でご覧ください)