あすか会議2016
第6部分科会「グローバル市場に挑戦する起業家たち」
国内シェアを確保してから世界に進出するというこれまでの定石を破り、創業時から世界のマーケットに照準を合わせるベンチャー企業が現れている。2013年創業の翌年には米国進出を実現、日米で合計4000万ダウンロード数を超えるメルカリ、アジアNo.1のビジュアルコミュニケーションプラットフォームを目指し各国に展開するブイキューブ、イスラエルのスタートアップ育成に取り組むサムライインキュベート。グローバル展開に挑戦する起業家たちの目にはなにが見えているのか。世界に向けたビジョンと戦略を聞く。(肩書きは2016年7月3日登壇当時のもの)。
<動画冒頭をテキストでご紹介>
南氏: 「グローバル市場に挑戦する起業家たち」と、日曜日の朝とは思えないヘビーなトピックスになっておりますが(笑)、皆さんが会社で何をされているのかと、せっかく「グローバル」とタイトルをいただいているので、その部分についても簡単に自己紹介も兼ねて紹介をお願いします。
小泉氏: メルカリは会社を作ったが3年と少し前の2013年2月で、2013年の7月に日本でアプリをローンチしました。今ではダウンロード数が3,000万くらいあります。
1年後、2014年9月にはアメリカでもローンチして、今は1,000万ダウンロードを超えています。
iOSのショッピングというカテゴリにいるのですが、ここ3か月は7~10位くらいにいる感じです。
今、実はロンドンでも準備をしていまして、年内~年明けくらいにはUKにも出していけたらなと思っています。アメリカで社員が30~40名、ロンドンは5~10名いないくらいなんですが、オペレーションは日本を含めて3拠点でやっています。
榊原氏: 2008年から日本のIT系の起業家の支援をしていて、世界で成功する会社を作りたいということでやっています。
今はイスラエルを攻めていまして、2年前に一人で乗り込みました。イスラエルの代表も採用し、インターン含めて5人で回していて、ようやく僕がいなくても回るという形になっています。
向こうでは日本と同じようにコワーキングスペースを運営していまして、投資先は27社、コワーキングスペースで一緒に働いている起業家が10名です。
僕が向こうに住んでいるので、「日本の会社さんは怖くない」と来てくれるような形にようやくなってきました。日本の大企業とのコラボレーション事例も出てきつつありますので、そういった話も今日はできればと思います。
間下氏: ブイキューブは、Web会議やテレビ会議、遠隔教育といったプラットフォームを提供している会社で、日本からスタートして、アジアを中心に展開を進めています。(この続きは動画でご覧ください)