G1中国・四国2015
第8部 分科会C「里海と生きる~水産業再生と海洋資源活用の若き担手たち~」
太平洋と日本海に面し、瀬戸内海を有する中国・四国地方は昔から水産業が盛んで、海洋資源を活かし人々の暮らしを支えてきた。70年代に赤潮が頻繁に発生するなど水質汚染に苦しんだ瀬戸内海も、地元漁師や自治体の努力により、いまでは漁獲量も戻ってきた。しかし、中国・四国も全国の他の地域同様に、後継者不足などの多くの課題に直面している。その現状を変えるため一歩を踏み出した若者たちがいる。カキ・クルマエビ・アサリの養殖に挑むファームスズキの鈴木氏、気性の荒い漁師たちを統率し地元の漁船団を束ねる萩大島船団丸の坪内氏、「里海資本論」を手掛けたNHKの井上氏を交えながら、実家が漁網工場の国会議員小林氏が迫る(肩書きは2015年10月17日登壇当時のもの)。