堀 義人/グロービス経営大学院 学長
<100の行動23>
現実を直視した安全保障政策を!
東アジア地域の領土問題が厳しさを増す中、私たちは自らの国の防衛という課題から目を背けずに、新時代の安全保障政策に真正面から取り組む必要がある。防衛を考えるための5つの提言(視聴時間3分)。
1. 国家の安全保障戦略の策定を!
2013年、NSC(国家安全保障会議)の決定を経て、新たな「国家安全保障戦略」が閣議決定された。防衛力は、安全保障の最終的な担保であり、政治の決断を評価したい
2. 集団的自衛権の行使を認め、国益を守り、世界の平和に貢献せよ!
2014年、政府が集団的自衛権を使えるようにするため、憲法解釈の変更を閣議決定した。次は平和安全法制を期待したい
3. 国際平和協力に積極的に参加できる体制を!
タイムリーで積極的な自衛隊による幅広い国際協力活動への参加を進めるために、他国軍を後方支援できるよう法改正されることが望ましい
4. 海外における自衛隊の武器使用基準の見直しを!
政府は日本人の救出活動を可能にする自衛隊法を改正した。極めて厳しい武器使用基準も、
国際的なスタンダードに合わせて改めるべき
5. 国民的な憲法論議を!
憲法9条の何を守り、何を変えていくのかを、議論する必要がある。100の行動93 ~98で、憲法改正について提案していく