堀 義人/グロービス経営大学院 学長
<100の行動25>
サイバー戦争、宇宙戦争への備えを!
安全保障の舞台は、宇宙空間へ移り、サイバー戦争も現実化している。コンピューターは テロリストやテロ国家による攻撃の対象となっている。目の前にある危機へ備えるための4つの提言(視聴時間3分22秒)
1. 「宇宙の平和利用」原則を、「非軍事」から「非侵略」へ緩和を!
世界各国では、宇宙空間の軍事利用は「非侵略」という目的であれば禁止されていない。衛星の運用に、自衛隊による防衛目的を含めるべき
2. JAXAと防衛省技術研究本部の共同研究を!
国費1720億円を投入し続けているJAXA。宇宙研究開発は「平和利用原則」に限られ、自衛隊に技術提供できない。防衛省とJAXAは共同研究と人事交流を始める。この流れに大いに期待したい
3. 宇宙軍の創設を!
アメリカは宇宙軍を1985年に設立、陸海空の「宇宙関連部隊」として運用している。2014年に防衛省は「宇宙に特化した部隊」の創設の検討を決めている。 一刻も早く実現してほしい
4. サイバー軍の創設を!
自衛隊は、2015年3月に「サイバー防衛隊」を編成、その他関係省庁との連携、サイバー攻撃を想定した日米共同訓練を行う取り組みを開始している。この動きに期待したい