G1サミット2013
第6部 分科会
日本の美と心――世界へ
古来、日本人は、花鳥風月の世界に暮らし、自然を愛でる眼差しに溢れていた。しかし、現代の日本では、こうした自然の美しさに触れる機会も減り、その心を忘れがちである。日本美術に表現された価値観や心は現代の私たち日本人だけでなく世界に訴えかける普遍性を持っている。今回のセッションは、ニューヨークを拠点に活躍し、作品を通してその心を表現し続けるアーティストの一人、日本画家・千住博氏と、日本初の日本画専門美術館の三代目館長の山﨑妙子氏をお迎えする。二人の対談を通して、日本美術と出会い、日本人としてのアイデンティティ、生き方に新たな視点をもたらすきっかけとなるのではないだろうか。(肩書は2013年2月10日登壇当時のもの)
千住 博
日本画家 京都造形芸術大学学長
山﨑 妙子
公益財団法人山種美術財団理事長兼山種美術館館長