本日小学校を卒業した長男による、先週の作文を紹介しよう。この作文は、長男が週末にゲームをする交換条件として、毎週金曜日までに日経新聞の記事を読み、記事の中で思ったことを一つ書くことに合意した結果、作成したものの一つだった。先週のテーマは、「マグロ外交」に関するものだ。その作文の中に、親としては、とても嬉しい気づきが入っていた。
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「ぼくは、最近、世間で話題になっているクロマグロ取引が禁止ではなくなったことに興味を持ちました。初めのころはクロマグロは世界的に取引禁止という意見の方がゆうりでしたが、日本がいっしょうけんめいに世界の人々と議論をして、最終的には「クロマグロの取引は禁止しない」という結論になりました。
ぼくは、このことをきいて、自分の意見をいつも持ち、その意見を相手にきかせることの大切さをしりました。ぼくは今まで自分の意見と相手の意見がくいちがったときには、いつも相手の意見をゆう先させてるように消極的でした。しかし、これからは、意見が自分と相手とでちがった場合には相手とぎろんをしてみようかと思いました」。
G1サミットが開催されていたトマムで、福山哲郎外務副大臣にこの作文をお見せした。とても喜んでいた。日本の外交の一つが、小学生に気付きを与えたのだ。
福山さん>どんどん主張してください。期待していますよ。
2010年3月25日
ツイッターの一連のつぶやきに加筆・修正
堀義人