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学ぶとは、人生を○○すること!―なぜ、学ぶのか?

投稿日:2023/05/22

なぜ、学ぶ必要があるのでしょうか。グロービス経営大学院教員やグロービス研究員の3名に理由を聞きました。共通していたのは、学ぶことで人生が変わっていくということです。

学び、能力が高まれば、プライベートも充実する

林 浩平
グロービス経営大学院 教員

「学ぶこと」に関して、私が強く実感していることは、「より良い仕事/キャリア」のために学んだ”基本動作”が、結局は「より良い毎日/人生」に役立った、ということです。

学んで能力が高まれば、短時間で手際よく仕事が片付き、時間やエネルギーが余る。その時間を、仕事に打ち込みたい時期なら、他の仕事に費やしても良いですが、実は、選択肢は”仕事”に限りませんよね。

休みたい時なら、ゆっくり休んだらいいし、遊びたい時や家族との時間を大事にしたい時には、そうしたらいい。とにかく、学んで能力が高まれば、自分の毎日や人生が主体的にコントロールできるようになる

私の場合、20代は経営コンサルティングの仕事で、案件ごとに(経験が少ない内は特に)勉強が必要でした。営利企業か非営利法人か、サービス業か製造業か、B2BかB2Cか、事業部門か間接部門か、営業か物流か、経理か人事か等々…求められる知識や能力は、案件ごとに少なからず変わり、責任も次第に重くなり、「常に勉強しないと」と危機感や焦燥感が続く毎日でした。

ただ、その過程で知らず知らず、ある種の基本動作が身につきました。どの仕事でも「望ましいゴールを描き、制約の中で最善策を選び、必要な資源を揃え、あとは関係者とよく話し合い助け合って、とにかく前に進める」ということです。そして、更に重要なこととして、ある時に気づいたのは、その”基本動作”は「自分の毎日の過ごし方、キャリアの進め方にも、大いに活かせる」ということです。

私の場合、30代はキャリアチェンジや家族の大病など大きなライフイベントがありましたが、その”基本動作”は、大いに役立ちました。例えば、少し生々しいエピソードで恐縮ですが、家族に大病が発覚して緊急入院した時のこと。その日の深夜、医師から予断を許さない旨を内々に聞かされ、大ショックでした。でも明け方にようやく「今こそ正念場、仕事で培った全てを活かそう」と心を決めました。

まず、顧客=本人の気持ちや体験(UX)をより良くする為にとにかく話を聞く。最善のゴール(ビジョン)を具体的に描き、必要な段取りを細かく洗い出し、関係者(親族や病院や行政)と密に連携する。運不運にも一喜一憂し過ぎず、柔軟に軌道修正し続け、愚直にやりきる。結果的に長年かかって快癒し、今は家族で健やかに過ごせています。ある意味、どんな仕事よりも本気で取り組み、自分を成長させてくれた体験でした。

他にも色々とありますが、総じて、その時々に、自分や家族の判断や行動を後押ししてくれた結果、40代の今は、仕事も人生も、自分がこうありたいと思っていたように過ごせています。

20代で独学で学んだことが今も仕事に活きる

嶋田毅
グロービス経営大学院 教員/グロービス出版局長

学ぶことはこれからのVUCAの世の中をサバイブすることにもつながります。特にビジネスパーソンにとって、過去の知識のみでやっていけるほど甘い時代ではありません。学び続けることが自分の市場価値や転職能力を高めるのです。

他人から与えられた学びは往々にして苦痛ですが、自分で目標を定めてそのために学び、新しいスキルが身につくことは非常に楽しいことでもあります。より良いアウトプットを出したり、ゲーム的な要素を盛り込んだりすることで、学ぶことが楽しいと思えるといいですね。

私自身の例でいえば、20代後半くらいに、独学で「文章を書く」ということについてかなり勉強しました。文章を書くことそのものはもともと嫌いではなかったのですが、大学まで理系だったということもあり、それほど体系的な勉強はしていませんでした。

今となってはその学びを始めた動機は忘れてしまいましたが、その後、「嶋田さん、文章書けるよね」ということで、それが仕事の大きな部分を占めるようになりました。当然アウトプットが期待されます。そこでますます勉強してさらにアウトプットが出せるという好循環に入っていったのです。

アウトプットが評価されるのは非常に嬉しいことなので、楽しみながらスキルアップできたのは本当にラッキーでした。今でも書籍を書いたりプロデュースするうえで、この力は役に立っています。また、毎回自分で目標設定しながら取り組むことで今でも日々新しいことを学んでいます。

さて、何事もそうなのですが、学びを続けていくと、ますます自分が何も知らない、あるいは「まだまだだ」ということに気が付くものです。常に謙虚な姿勢で学び、それをアウトプットにつなげるという意識を持ちたいものです。それは周りの人に一目置かれることにもつながり、ますますあなたの成長機会を増やしたり、ビジネスパーソンとしての価値を高めることになるでしょう。

学びは最高の自己投資!リターンが確実に期待できるその訳

谷原 英利
グロービス ファカルティ本部 グロービスAI経営教育研究所(GAiMERi)研究員

社会人の皆さん、学習する習慣はありますか?

私は日々コツコツと絶えず何かを学び続けています。なぜなら、学びは最高の自己投資であり、リターンが確実に期待できると自らの実体験からはっきりと断言できるからです。私自身もそうでしたが、学びはキャリア、ひいては人生を変えるだけの潜在的な可能性があります。

新卒時に総合商社に入社しましたが、米国の教育大学院への留学を契機に、それ以降はずっと教育事業に関わっています。米国の大学院に留学し、教育を専門的に学んだ主な理由は、仕事には一生懸命に取り組む人が、「学び」となった途端に時間も労力も惜しむーーそうした国内のビジネスパーソンを数多く目にする中で、こうした国内の現状・課題を何とか変えたいと考えたからです。

実は、大人の学びこそ、今現在の実務において不足している知識・スキルを即戦力的に身に付けられる、費用対効果が高い投資活動です。日頃は仕事一筋の方であればあるほど、学びに対して僅かでも時間的・金銭的なコストを費やせば、その効率・成果にすぐに直結する果実を得られるでしょう。

例えば、私の場合、仕事でデータ・統計分析が必要でしたが、苦手意識がありました。しかし、一念発起して集中して学ぶことで、実務での分析作業効率も成果も一気に高められ、これを機にデータ・統計分析を好きになりました。

「学ぶ仕事に活かす学びを深めるさらなる実践に繋げる」という好循環の学習サイクルをグルグル回せるようになりました。そうなれば、エンターテインメントとして学ぶこと自体が楽しくなり、モチベーションも維持しながら、文字通り「学習の習慣付け」が行えます。

みなさんも、学びの習慣化をぜひやってみてください。最高の投資対効果を実感できますよ!

  • 林 浩平

    株式会社delta design 代表取締役/グロービス経営大学院 教員

    株式会社 delta design 代表取締役、グロービス経営大学院 専任教員。
    慶應大卒、Accenture、JTB、GLOBISを経て現職。企業の成長/変革パートナーとして、新事業創出、戦略策定、制度設計、組織開発等を支援。加えて、ベンチャー投資/経営に携わり、サービス/教育/デザイン分野を主にWILLFU、OFFICE HALO、GLOBAL PRODUCEなど複数社の取締役やアドバイザーを務める。
    グロービスではMBAにて戦略系・ヒト系・思考系科目の教鞭を執る他、教員育成やコース開発まで幅広く担う。信条は“理念は戦略に宿り、戦略はオペレーションに宿り、オペレーションは人に宿る“。共著に『MBAクリティカル・シンキング[改訂3版]』(ダイヤモンド社)がある。

  • 嶋田 毅

    グロービス経営大学院 教員/グロービス 出版局長

    東京大学理学部卒、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計150万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」の著者、プロデューサーも務める。著書に『グロービスMBAビジネス・ライティング』『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45』『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『ビジネス仮説力の磨き方』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 100の基本』(東洋経済新報社)、『[実況]ロジカルシンキング教室』『[実況』アカウンティング教室』『競争優位としての経営理念』(以上PHP研究所)、『ロジカルシンキングの落とし穴』『バイアス』『KSFとは』(以上グロービス電子出版)、共著書に『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ』『MBA定量分析と意思決定』『グロービスMBAビジネスプラン』『ストーリーで学ぶマーケティング戦略の基本』(以上ダイヤモンド社)など。その他にも多数の単著、共著書、共訳書がある。
    グロービス経営大学院や企業研修において経営戦略、マーケティング、事業革新、管理会計、自社課題(アクションラーニング)などの講師を務める。グロービスのナレッジライブラリ「GLOBIS知見録」に定期的にコラムを連載するとともに、さまざまなテーマで講演なども行っている。

  • 谷原 英利

    グロービス ファカルティ本部 グロービスAI経営教育研究所(GAiMERi)研究員

    新卒時は伊藤忠商事にて海外営業、その後はリクルート・教育系スタートアップ等にて教育事業での事業開発と経営企画に従事。
    現在はグロービスにて、ファカルティ本部の研究員として教育研究・AIリサーチを担当。また、思考領域のファカルティグループにも所属。東京大学教養学部卒業、テキサス工科大学大学院修了。

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