G1沖縄フォーラム2016 ショートプレゼンテーション
「沖縄発、日本一のスポーツチーム」
安永 淳一(沖縄バスケットボール株式会社 取締役)
「日本卓球の復活から学ぶ教訓と今後」
松下 浩二(ヤマト卓球株式会社 代表取締役社長)
「沖縄発、日本一の文化発信地へ」
平田 大一(公益財団法人沖縄県文化振興会 理事長)
(肩書きは2016年9月16日登壇当時のもの)
<動画冒頭をテキストでご紹介>
安永氏: 琉球ゴールデンキングスの安永と申します。琉球ゴールデンキングスは、この9月からのシーズンで10年目を迎えます。
私も琉球ゴールデンキングスと同じ時に沖縄に来ましたので、ようやく沖縄生活10年目というところに入ってきました。
沖縄に来る前、26年前から10年前までの16年間はアメリカで暮らしていました。何のために暮らしていたかというと、スポーツマネジメントのプロチームで働きたいという大きな夢を持ってアメリカに留学しました。その後、運よく就職することができ、プロバスケットボールの最高と言われているNBAのニュージャージーのチームに勤めることができました。球団運営部長という肩書もいただき、当時はスーツをちゃんと着てバリバリ仕事をしていたのを覚えています。
その中で、私は日本のバスケットボールをずっと見ていました。アメリカの小学生と日本の小学生を比べても、あまりレベルは変わらないです。中学生もあまり変わらないです。ところがそれが高校に入ってくると少し差が出てきて、大学になると大きな差が出てくる。プロレベルになると比較するのが恥ずかしいくらい差が出てきます。
アメリカから見た日本のプロリーグ、今から10年ほど前の話になりますが、僕が思ったのは35年くらいアメリカから遅れているということです。先進国でありながら遅れていると感じました。
そんな中、進んでいないと思っていた韓国や台湾がどんどんバスケットボールにも力を入れて強化していって、世界ランキングが日本を上回り、日本と戦ってもあきらかに向こうが強いということになってきています。
プロリーグの比較なのですが、どちらが強いかという以前に、どれだけ盛り上がっているか、話題になっているかというところが大きいと思います。
日本がすごく遅れていると感じるのは「スポーツをうまく使えていない」ことについてです。(この続きは動画でご覧ください)