サイバーエージェントでは、事業育成と人材育成を目的としたユニークな取り組みを積極的に行っている。新規事業案を競い合う「あした会議」、取締役交代制度である「CA8」など、ユニークな自ら挑戦する機会を設け、社員の成長をサポートしている。人と組織が成長するためにはどう取り組めば良いのか? アメーバ事業本部プロデューサーの横山祐果氏、エンターテイメント事業本部本部長のト部宏樹氏、人材開発本部長の曽山哲人氏が、現場での実際の経験談を基に語る(2015年7月開催・グロービス特別セミナー/視聴時間41分55秒)。
横山 祐果氏(サイバーエージェント アメーバ事業本部ゲーム事業部 執行役員 プロデューサー)/曽山 哲人氏(サイバーエージェント 執行役員 人材開発本部長)/ト部 宏樹氏(サイバーエージェント 取締役 エンターテイメント事業本部 本部長)/田久保 善彦(グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長)
※各登壇者の肩書きは登壇当時のものです
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サイバーエージェント流「リーダー育成法」
<動画冒頭をテキストでご紹介>
卜部氏:こんばんは、卜部と申します。このあと、パネルディスカッションもあるということで、10分から15分くらいで僕の歩いてきたキャリア、先ほど田久保様からお話あったように「スピード」という部分を感じていただけたらと思います。
まずですね、僕の就活時代の話からしていこうかと思っています。僕は22歳の時に就活をして、元々、京都大学の人間学部にいました。みんな同期が就活を始めて、僕もそろそろだなと思い、いろいろな会社を見始めたのですが、京都大学は企業側がリクルーティングに来てくれていましたが、2009年はリーマンショックの時代だったので結構、強烈でした。その時に感じたのが、何が潰れるかわからないので、自分の力で戦っていかないといけないなと思いました。
どういうところに行こうかなと思った時に、インターネットのベンチャーに結構、若い人が活躍しているらしい、サイバーエージェントとかグリーとかDeNAとかが当時、京都大学にリクルーティングに来ていたので、このへんのベンチャー界隈に行こうと思いました。そこで就活している時に、やっぱり採用って、みんな嘘ばっかり言うし、本当の事って何だろうって思って、どこに行けば本当のことは聞けるのかなと考えました。その時、社長の言葉を直接聞ければいいなと思い、しかも採用でない社長の言葉を聞ければいいなと思い、そうだ株主総会に出ればと・・・(この続きは動画でご覧ください)。