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MBA経営辞書「カルチャー学派」

投稿日:2015/01/19更新日:2019/04/09

カルチャー学派(Cultural school)

ヘンリー・ミンツバーグが類別した10の学派の1つ。記述的(descriptive)な学派であり、戦略形成は文化に根差した社会的プロセスであると考える。そこでは共通の利益や統合に価値が置かれる。

カルチャー学派は、70年代にはすでに萌芽が見られていたが、米国で注目を浴びるのは主に80年代以降である。そのきっかけとなったのは、当時の日本企業の成功である。日本企業の戦略形成においては文化が強い役割を果たしているという発見、あるいは、欧米の企業においても、文化が戦略の形成に影響を与えることがあるという発見が、この学派の進展に一役買った。なお、カルチャー学派はパワー学派の対立概念に近いものとして語られるケースもある。

カルチャー学派の弱点としては、議論が捉えどころのないものになりがちなこと、戦略立案と言う意味で、結局何をしていいかの示唆が弱いことがある。

  • 嶋田 毅

    グロービス経営大学院 教員/グロービス 出版局長

    東京大学理学部卒、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計150万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」の著者、プロデューサーも務める。著書に『グロービスMBAビジネス・ライティング』『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45』『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『ビジネス仮説力の磨き方』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 100の基本』(東洋経済新報社)、『[実況]ロジカルシンキング教室』『[実況』アカウンティング教室』『競争優位としての経営理念』(以上PHP研究所)、『ロジカルシンキングの落とし穴』『バイアス』『KSFとは』(以上グロービス電子出版)、共著書に『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ』『MBA定量分析と意思決定』『グロービスMBAビジネスプラン』『ストーリーで学ぶマーケティング戦略の基本』(以上ダイヤモンド社)など。その他にも多数の単著、共著書、共訳書がある。
    グロービス経営大学院や企業研修において経営戦略、マーケティング、事業革新、管理会計、自社課題(アクションラーニング)などの講師を務める。グロービスのナレッジライブラリ「GLOBIS知見録」に定期的にコラムを連載するとともに、さまざまなテーマで講演なども行っている。

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