成熟した市場で新規事業を立ち上げることになったとき、まず気になるのが「本当に当たるのか」。一方で経営者からは「利益の見込みのない商品は出すな」と言われて、身動きが取れなくなってしまう…。そんな経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。そこで、リスクをどう考え、どのように現場をマネジメントしていけばよいか、3つのポイントをまとめてみました。
たとえばコンテンツ産業であれば100本打って2~3本当たればよく、ハズレる確率の方が高いもの。だからと言って安全なコンテンツにばかり投資するとクオリティの低下等で大きなヒットが見込めない可能性も多々あります。つまり、業界や事業によりけりですが、リスクを下げる秘策は残念ながらないのです。
>>2. 成功したときは現場をまず称賛、経営者の手柄にはしない
そんな中で、もし新規事業が成功した場合は、経営者の手柄ではなく現場の努力の賜物と考えましょう。これが現場のスタッフが挑戦→格闘→達成→賞賛→さらなる挑戦…と続く成長のサイクルを止めずに進めていく秘訣です。
>> 3. 新規事業の目的は「人材と組織のケイパビリティ構築」と考える
さらに、新商品の開発という「手段」を通じ、自社の強みを把握して顧客のニーズを満たすための商品やサービスを考え、経営上のリスクを抑えながらそのビジネスを立ち上げ、動かしていくというケイパビリティを企業内に構築する。それこそを新規事業の目的と考えることも必要です。
【おすすめリンク】
もっとビジネススキルを上げたい方へ!ゲスト講演や30以上のセミナーをご紹介>>