第3因子
ある2つの事象の、共通の原因となっている因子のこと。
同じ1つの因子が、異なる2つの事象の原因となっているため、2つの事象の間に相関関係が生じる場合がある。即ち、相関関係があるために、2つの事象に因果関係があるかのような錯覚を与えるが、実際には2つの事象に因果関係はない、もしくはほとんど無いという場合がある。
例えば、国別に見た携帯電話の普及率と、人口10万人あたり糖尿病患者数には相関関係が見られるが、この2つの間に直接の因果関係はない。第3因子である「国の裕福さ」が、両者の原因となっていると考えられる、というような場合である。