LBO(leveragedbuyouts)
買収先企業や事業の資産、事業性を担保に、多額の借入金を活用して買収する手法。レバレッジド・バイアウト。少ない自己資本で、大きな資本の企業も買収可能なことから、梃の原理になぞらえてこう呼ばれる。
LBOの特徴として、(1)買収先企業の事業収益やビジネスモデルを担保に資金を借り入れるのであり、スポンサー(買収元)の信用力で借り入れるのではない(2)資本構成の変更と所有権の変更が、同時に起こる(3)取引の過程に様々な関係者(スポンサー、金融機関、弁護士など)が関与するといったことが挙げられる。
買収先企業は、取引成立と同時に非公開化することが多い。
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グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。