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MBA経営辞書「コンフィギュレーション学派」

投稿日:2009/01/19更新日:2019/04/09

コンフィギュレーション学派(configurationschool)

コンフィギュレーション学派は、組織をコンフィギュレーション(特徴や行動が首尾一貫した集団。組織構成や構造の特徴として表れる)と捉え、ある特定の組織は最も環境にあったコンフィギュレーションをとると考える。アルフレッド・チャンドラーやヘンリー・ミンツバーグが代表格である。

コンフィギュレーション学派は最も包括的な戦略形成論であり、他の学派の主張をも自説で包括的に説明しようとする。プランニング学派は比較的安定した状況に置かれた組織(成熟した大量生産型事業など)で有効であり、ポジショニング学派は経済合理性が強く働いている状況に置かれた組織(米国における多くの生産財事業など)で有効、ラーニング学派は予測が難しくアイデアが重視される業界(ハイテク産業など)で有効、などだ。

組織は環境にあったコンフィギュレーションをとるという考え方は、必然的に、環境の変化に応じて、変革(トランスフォーメーション)により、あるコンフィギュレーションから別のコンフィギュレーションへと飛躍することを要請する。それゆえこの学派はトランスフォーメーション学派と呼ばれることもある。

次回は「オプション」を取り上げます。

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グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

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