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ユーラシア大陸横断ツアー2012~4)オスロからロンドンの風景

投稿日:2012/06/11更新日:2024/11/27

(Twitterで呟いたものに加筆修正して、コラム化しました。勢いを大切にするために、その時の感覚のまま、文章を残しています)。

森と緑のオスロ空港に到着。夜11時前だと言うのに、驚く事にまだ明るい。「白夜」の二文字が頭に浮かぶ。夕焼けはあるのだが、何故だか病的な異様さを感じる。雲が怒っているかの様に黒く、厚く、荒々しいのだ。雨雲のようで、そうでない。それでいて、空は明るいのだ。不思議な空を何度も何度も見上げた。

ムンクの『叫び』を思い出した。チューリッヒ美術館で見たムンクは、明るかった。パリ在住の時のムンクは、明るい絵を書いていた様だが、ノルウェーで以前見たムンクの絵は、常に病的であった。絵の中に、夜に落ちかかった太陽が描かれていた。ちょうど今頃の時刻に描かれたのであろう。フランスとノルウェーとで、画風が変わったのだろうか。

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オスロでは、スイスからの国際線なのに、何故だかイミグレーションがなかった。こんなの初めてだ。これから、ホテルに向かう。白樺のような森と緑の草原の中を車が抜ける。夕暮れ時のはずなのに、明るく暗い不思議な雲が、空を覆っていた。

翌朝起床。朝は、爽やかな太陽が上がり、気持ちが良かった。オスロのミーティングを終えて空港へ。空港のセキュリティスタッフが、ストライキを行っているので、3時間以上も前に空港に着く必要があるらしい。今回のオスロの出入りは、このストライキに振り回された感がある。車が、白樺と草原の緑を抜けて行く。空は青く、ぶ厚い白い雲が覆っていた。

ロンドンに到着。ユーラシア大陸の南東に位置するバンコクから始まった「ツアー」は、アジアとヨーロッパの交差点のイスタンブールを経て、アルプスの山を越え、スカンジナビア半島にまで北上し、大陸の西端にある島国に、今到達した。天気は、曇りの間から太陽が顔を出す、ロンドン的な陽気。

ロンドン市内へ。エリザベス女王即位60年のダイヤモンド・ジュビリーも終わり、渋滞もなく街は平然としている。相変わらず緑が多く、且つ建物に重厚感がある街並みだ。次は、夏のオリンピックか。何かと世界の注目を集める年となりそうだ。

ホテルにチェックイン後、一泳ぎ。夜8時からBBCのニック・ガウイング氏と会食だ。僕の最も尊敬するキャスターだ。昨年のG1グローバルにも来てくれた。どんな話ができるか、楽しみだ。

朝6時に起床。ロンドンで朝食アポを終えた。幸先が良いスタートだ。今から3つアポが入っている。夜のフライトの前までに、スーツなどを買う時間をつくれるか。やはり、この円高を活用して、ショッピングを楽しみたいところだ。本日もロンドンの空は、どんよりとしている。でも気分は、快晴!

朝から4つのミーティングをこなす。途中15分でランチを済ませるなど、せわしない。14時過ぎに全てを終え、買い物を楽しむ。「背広」の語源と言われる、Savile Row通りでスーツを買い、今から空港に向かう。天気は、ロンドンらしい雨。これでツアー全行程終了! 今から、帰国の途につく。

成田に到着。日本は、蒸し暑い。天気は快晴で、緑が濃い。ユーラシア大陸横断「ツアー」は、最後 に大陸西端の島国から、東端の島国に一っ飛びして、振り出しに戻った感じだ。ま、これから何度も「ツアー」に出る事になろう。

あがりが無い「世界すごろく」をしている感覚だ。さいころが、僕をどこに進ませるのか。どうせ「あがり」が無いんだから、そのプロセスを思いっきり楽しむのが一番であろう。

2012年6月8日

Twitterの呟きをもとに、自宅にて完成

堀義人

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