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YEOの10周年記念イベント

投稿日:2005/06/21更新日:2019/08/21

「今年でYEO(Young Entrepreneurs' Organization) が10周年を迎えるけど、何をしようか」と、現YEO会長の藤本真佐氏(デジタル・ハリウッド社長)から、YEOのメンバーが参加するメイリング・リストに相談が入った。

「せっかくなら盛大にやろう」、「YEOらしく気力、体力、チームワークを競うものにしよう」、「トライアスロンをしようか」などというさまざまな議論の中で、結局採用されたのが、「チーム対抗のスポーツ大会をやろう」というものであった。

僕は、そのハチャメチャな意見交換に加わったメンバーだったが、まさか本気で実現するとは思っていなかった。「100名近くの起業家が集まって、大運動会を本気でやるのかな〜」、と多少疑っていた。

しかし、着実にイベントの企画は進められていった。日程も決まり、場所は軽井沢にある、グッドウィルの折口邸になった。各種競技も、水泳、卓球、ダーツ、ボーリング、フットサルそして、チームビルディング(内容は当日までわからず)の6種目に決まった。参加者が募られ、100名近くの起業家が参加表明した。7-8名のチームを12に振り分け、過去のYEO・WEOの会長経験者がチームリーダーとなり、チームを率いる形となっていた。

僕は、「堀チーム」のリーダーとなり、男5名・女1名の6名が加わることになった。メンバー表をみたが、初めて話をする人ばかりである。彼らとともに、この戦いに参加することになっていたのだ。

大会の一ヶ月ほど前の5月中旬に「堀チーム」の最初の顔合わせを行った。大阪からもわざわざ来てくれた。まずは、誰がどの種目に参加をするかを決めるために、「予選会」を実施した。卓球は4名が参加するが、僕は予選会では4位以内となり、メンバーに加わった。次はボーリングの3名である。ボーリングも予選会では3位以内となり、メンバーに。ダーツは他の方に譲った。結局僕は、水泳、フットサルにも参加し、ダーツ以外の全ての種目にエントリーすることになった。

その後メンバーが断続的に集い、水泳ではラップタイムを計り、各自の目標タイムが決まった。フットサルではポジションを決めて、フォーメーションの確認をした。ボーリングや卓球も練習した。6月は、グロービスの年度末と重なり、人事関係のレビューで多忙を極めるのだが、それでも練習に勤しみ、筋肉痛と隣り合わせする生活をしていた。

10周年ということもあり賞品も豪華だ。優勝賞品の香港旅行と、2位の韓国旅行を、各チームが狙っていた。他のチームも相当準備しているらしいという噂を耳にしていた。下馬評では、フルキャストの平野岳史社長がリーダーを務める「平野チーム」か、青山フラワーマーケットの井上英明社長が率いる「井上チーム」が強いのではと思われていた。僕らも、当然海外旅行が獲得できる2位以内を目標にしていた。チーム内の士気も高かった。

そして、6月18日(土)の朝、運命の「YEO10周年記念イベント」が始まった。僕は、朝10時前に折口邸に到着。他のメンバーも、思い思いの気持ちで会場入りしてきていた。会場に到着後、チームカラーのTシャツに着替えた。僕ら堀チームは、グロービスカラーの紺色である。(^^)

午前10時よりチームリーダーが参集し、ルールの最終確認を行った。11時前に開会式が行われ、開会宣言が高らかに なされ 、「ラジオ体操第一」を100名の起業家とともに、入念に行った。みな20年ぶりぐらいのラジオ体操だ。照れくさいながらも、怪我などしないよう、しっかりと準備運動をしていた。かなり、気分が高揚してきた。

開会式後すぐに、第一種目の水泳会場に向かった。水泳の種目は、4人による変則リレーである(ウォーキング、ビート版、平泳ぎあるいはバタフライ、クロールを各50M)。水泳の相手は、ワークス・アプリケーションズの牧野正幸社長が率いる「牧野チーム」である。

ウォーキングでは、 グロービス・マネジメント・スクール(GMS)の受講生でもあった、アイポイントの桃井氏が早く、10秒以上差をつけられた。ビート板で多少差を縮めるも、僕が第三泳者として飛び込むころには、相手はすでに15M以上先を泳いでいた。でも、バタフライで抜き去り、フリーでぶっちぎった。結果は、3分6秒で20秒近く差をつけて勝利。まずは、一勝。

次は、卓球である。相手は、JASDAQ公開企業であるゲンダイエージェンシーの山本正卓社長率いる「山本チーム」。韓国YEOからの強力な助っ人に苦戦して、予想外の混戦に。息の詰まるようなラリーが続いていた。第3番手の僕がわった時点で、1点差の僅差である。だが、4番手で一挙に突き放して、勝利。これで二連勝。

第三種目は、IWNCという団体が行うゲームである。目隠しをしたまま、障害物を乗り越えて15mぐらい先のゴールに渡る、というものだ。障害物を乗り越えるために、チームメイトが指示を出し、目隠しをされたプレイヤーが一歩一歩前に進むというものだ。30分間でどれだけ多くの人が障害物に触らずにゴールに到達するかを競うゲームだ。相手は、オプトの鉢嶺登社長率いる「鉢嶺チーム」。結果は、堀チームのダブルスコア以上の差で勝利。これで3連勝。

種目は、全部一時間単位で代わっていく。「何でこんなことをしているんだろう?」という疑問すら感じないで、ヒタスラ勝利という目標に向かって突き進んでいた。

第4種目は、フットサルである。対戦相手は、再度牧野チームである。水泳のリベンジに燃える牧野チームではあったが、結果は、6-1で勝利。これで4連勝。ただ、ここでチームはかなり疲れ始めていた。僕は、左足を軽く捻挫した。

第5種目は、ダーツだ。この種目には、僕はエントリーせず、初めて応援に回る。序盤リードするも、山本チームの韓国YEOからの助っ人3名のパワーに圧倒されて、最後の一投で逆点されて、わずか9ポイント差で敗北。残念。

最後となる第6種目は、ボーリングである。この時点で既に皆が疲れ果てていた。もう力が入らない。僕も、左足の捻挫で力が入らない。ほかのメンバーに代わってもらおうかと思ったが、精神的準備ができていないだろうと思い、そのままプレイすることにした。相手の鉢嶺チームも同様にくたくたで、お互いサバイバルゲームの様相を呈してきた。僕は、足に力が入らずに、2度ほど転倒しながら投げていた。結果は人生最悪のスコアだった。相手も疲れていたために同様に良くなく、堀チームの他メンバーに助けられ、何とか勝利を上げられた。

結果は、5勝1敗で 代々木学園の一色真司代表率いる「 一色チーム」と並ぶ同率の首位であった。だが、後半疲れ果てたあとに実施したダーツとボーリングのスコアが悪かったのが響き、惜しくも準優勝(12チーム中2位)。でも、一番欲しかった賞品が2位の2泊3日の韓国旅行だったので、大満足であった。

閉会式は、戦い尽くした満足感、緊張感からの開放、そしてよき仲間との集いから、かなり盛り上がった。競技が終了するまで我慢していたビールやワインを皆、堪能した。今回は、世代間の壁がとれた気がしている。20代から40代まで一つの目標にチーム単位で取り組んだ。僕も、今まで話をしたことの無い方々と、縁あり同じチームとなった。そして、対戦した他のチームメンバーの健闘を讃えあっていた。

そして何と言ってもYEOの10周年記念である。イベントの最後に、YEOの創立者として、スピーチをした。先ずは、このイベントに貢献した人々を紹介した。頑張った女性スタッフの目からは涙が溢れていた。スピーチが終わり、壇から降りた瞬間に、皆が僕のことを胴上げしてくれた。宙に舞いながらも、お酒も手伝ったのか、意識が朦朧としてきているのを実感できた。

翌日朝、YEOの理事会に40分程度参加して、軽井沢の山小屋に戻った。山小屋では、左足の捻挫と、全身の筋肉痛、そして二日酔いの体に鞭打ちながら、子供たちとキャッチボールをして遊んでいた。頭の中では、昨日の10周年記念イベントの感動の余韻が残っていた。

2005年6月19日
軽井沢の山小屋にて
堀義人

 

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