人材育成・組織開発コンサルタントの五十嵐苑子です。
私は、G1経営者会議2016から“フィンテックが実現する未来~「第4次産業革命時代」の金融とは?”を推薦します。
パネリストは、日本銀行の岩下直之氏、三菱東京UFJ銀行の柏木英一氏、弁護士の増島雅和氏で様々な視点から多角的に論じています。高野真さん(フォーブス ジャパンCEO)のモデレーションがとてもお上手で、「これまでの金融工学とFinTechは何が違うのか?」「メガバンクでも銀行員が100人で足りる世界が迫っているのでは?」「紙幣はいつ無くなるのか?」等々、「それが聞きたかった!」という核心的質問で切り込んでいます。
また、メガバンクの皆さんに向けて「挑戦」を促す厳しいメッセージが盛り込まれていることも特徴です。FinTechは金融業界に大きな変革を迫っている。それににもかかわらずメガバンクからは「我々が率先してこういう世界を作る」という本気の自己変革の姿勢が見えない――。融資先企業に追従していた旧来のビジネスのあり方所以かもしれません。そんな指摘がビシビシ飛び出して、刺激が満載なのです。
自己研鑽や勉強会でも活用できると思いますし、金融業界に限らず規制産業に身を置いている方にもお勧めです。ぜひ、どうぞ。
G1経営者会議2016
第5部分科会A「第4次産業革命時代の金融とは ~Fintechが実現する未来~」
2016年11月3日