日本代表、許家元 三段(18歳)が踏ん張りを見せた。
第3回グロービス杯世界囲碁U-20の準々決勝が23日(土)午後に行われ、ベスト4が確定。許三段は日本勢として唯一の勝ち残りとなった。明日午前の準決勝で許三段が対戦するのは楊鼎新 三段(中国、17歳)。そして、もう一組は卞相壹 四段(韓国、19歳)と李欽誠 初段(中国、17歳)の中韓対決となる。
許三段は準々決勝後に応じたインタビューで、「精一杯打ち、決勝まで行きたい」と意気込みを語った。日中韓の三つ巴セミファイナルの突破に期待が高まる。
準決勝の対戦組み合わせは以下の通り。
準決勝は4月24日(日)10:00から、決勝、3位決定戦、は同13:00から(ニコニコ生放送はこちら)。決勝戦の大盤解説会の解説は王銘エン九段、聞き手は万波奈穂三段。
グロービス杯世界囲碁U-20は、日本で唯一開催されている世界棋戦として注目度が高まっている。GLOBIS知見録では、後日、前夜レセプションと決勝戦の模様をアーカイブ配信する。
(写真) 準決勝、決勝が行われる「義人(ぎじん)の間」では急ピッチで準備が進められている
第3回 グロービス杯 世界囲碁U-20 開催概要
■主催
公益財団法人 日本棋院
■協賛
株式会社グロービス
■概要
20歳未満の棋士およびアマチュア選手による世界大会。本戦16名による勝ち抜きトーナメント戦を実施し、U-20世界チャンピオンを決定する。
■出場資格
開催年の1月1日現在で20歳に満たない者。日本代表は同日時点でプロであること。
■対局規定
・全互先 先番6目半コミ出し
・持ち時間:初手から1手30秒、
途中1分単位で合計10回の考慮時間(NHK杯方式)あり
・遅刻は時間が切れた時点で不戦敗とする
■賞金
優勝 300万円、準優勝 50万円、3位 20万円
■日程 (ニコニコ生放送が全セッションをネット中継します)
4月21日(木) 各国入国 18:00〜歓迎レセプション、抽選
4月22日(金) 10:00~本戦第1局 13:00~本戦第2局
4月23日(土) 10:00~本戦第3局 13:00~準々決勝
4月24日(日) 10:00~準決勝 13:00~決勝、3位決定戦 大盤解説会、表彰式
■対局地
グロービス (東京都千代田区二番町5-1)
■出場選手(16名)
[日本代表]
一力 遼(ICHIRIKI Ryo) 七段 (18歳)・・・ 第1回優勝
孫 喆(SON Makoto) 四段(20歳)
許 家元(KYO Kagen) 三段(18歳)・・・第2回準優勝
六浦 雄太(MUTSUURA Yuta) 二段(16歳)
芝野 虎丸(SHIBANO Toramaru) 二段(16歳)
大西 竜平(ONISHI Ryuhei) 初段(16歳)
[中国代表]
范 蘊若(FAN Yunruo) 四段(20歳)
楊 鼎新(YANG Dingxin) 三段(17歳)
李 欽誠(LI Qincheng) 初段(17歳)
[韓国代表]
李 東勲(LEE Donghun) 五段(18歳)
申 真諝(SHIN Jinseo) 五段(16歳)
卞 相壹(BYEON Sangil) 四段(19歳)
[中華台北代表]
林 士勛(LIN Shih-Hsun) 五段(18歳)
[北米代表]
ジャスティン・チン(JUSTIN Ching) アマ7段(アメリカ、14歳)
[アジア・オセアニア代表]
クリット・ジャムカチョルンカイット(KRIT Jamkachornkiat) アマ7段 (タイ、20歳)
[欧州代表]
グリゴリー・フィオニン(GRIGORII Fionin) アマ7段(ロシア、17歳)
■賞金
優勝賞金 300万円、準優勝 50万円、3位 20万円