グロービス・ナイトのために、グロービスの仲間がダボスに来てくれた。メンバーは、広報室長、社長室渉外担当スタッフ、そして英語MBAのマーケティング担当だ。日本男、日本女、欧州人(ベルギー)と言う、とてもダイバシティーに富んだ組み合わせだ。
そのベルギー人Sven氏が、CNNのキャスターに扮して、グロービス・ナイトをダボスの地で、英語で紹介した。
妻が着物に着がえて、ホテルを出た。雪のダボス、僕がエスコート役だ。30回近くWEFのイベントに過去に参加したが、妻が同行するのは、初めてだ。もっと言うと、妻と2人で旅行するのは、何と16年ぶりだ。暫くすると、ジャパン・ナイトの会場に着いた。ジャパン・ナイトが始まる前に、グロービス・ナイトの設営をチェックするために、二つの会場を行ったり来たりした。
ジャパン・ナイトが始まった。冒頭に安倍首相のメッセージから始まった。「私は、おいそれとは消えはしない」。とてもパワフルなメッセージだった。
今回のダボス会議は、様々な新しい試みがなされている。その一つが、スピーカーセッションによる日本の紹介だ。
その第一弾は、緒方貞子さんとMISIAさんとの対談だ。
他には、ノーベル平和賞を獲得したユヌスさんと長谷川経済同友会代表幹事、イアン・ブレマー氏と東芝の西田さんの組み合わせ、そしてクラウス・シュワブ氏と三菱商事の小島さんの組み合わせだ。全て制限時間5分間の、とてもショートな対談だ。なかなか意欲的な取り組みだと思った。
ジャパン・ナイトの会場に、クラウス・シュワブさんが来られた際に、ちゃっかりと写真を一緒に撮らせてもらった。
来場者は、数百人だ。皆、お寿司を堪能し、日本酒を喜んで嗜んでいた。時間はあっと言う間に過ぎて行く。夜9時にジャパン・ナイトを締めることになった。安倍首相のオープニングで始まったジャパン・ナイトの締めは、何と僕が行う段取りだ。僕は、考えた結果、一本締めで終えることにした。
盛り上がったジャパン・ナイトを終えて、すぐに移動した。坂を上がってすぐのシュナイダー・カフェのパティスリーで、グロービス・ナイトが開催されているからだ。ダボスの目抜き通りに、グロービスのバナーと看板が誇らしげに立っている。
既にお客は来ていた。ダボス一番のパティスリーを会場に、シャンパンとスイスチョコの組み合わせだ。他には、日本から持参した日本酒(浦霞の大吟醸)、そしておつまみ(柿の種)。そこに、BGMが三味線(柴田三兄妹)だ。三味線がいい感じで流れている。
グロービス・ナイトの雰囲気。
初めてのグロービス・ナイト@ダボスは、300人近くが来場される大成功で終わった。各国のVIPが来るたびに、大きな高揚感を覚えた。インドネシア第一の富豪のご夫妻、シンガポールの前外相ご夫妻、スイスの投資家、中国No.1の経営大学院の次期学長、米国のノーベル賞受賞の経済学者などだ。
とても嬉しかったのが、僕が震災後に世界に送ったメールを、多くの人が覚えていて、それがきっかけでグロービス・ナイトに来てくれたVIPが数多くいたことだ。世界に仲間が増えていることを実感した。
疲れ果ててホテルに到着した。翌日の朝は、僕が、共同議長を務める「世界の成長企業(GGC)」のボード会議だ。昼間には、ディスカッション・リーダーの大役を果たす必要がある。さあて、今晩は早く寝て、翌日に備えることにしよう。
蛇足)この場で、グロービス・ナイトを支えてくれたグロービスのスタッフに感謝したい。ダボス近辺では、ホテルが満杯なので、どこも宿が取れない。だから、チューリッヒに泊まり、片道3時間かけて、雪道を往復することになった。ジャパン・ナイトのスタッフにも感謝です。
(社員のツイッターより)最後に運営スタッフ4人でパチリ。世界のVIPに向けて日本をアピールすることにわずかなりとも貢献できた手応え有り。来年もやります!!
GLOBIS Night!@Davos 2013より
2013年1月31日
一番町の自宅にて執筆
堀義人