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仕事も家庭もテクノロジーで効率化を

投稿日:2024/05/14更新日:2025/05/19

今年2月発売の『ビジネススクールで教えている 武器としてのAI×TECHスキル』から「Chapter10 XTECHでワークライフバランスの次元を上げる」の一部を紹介します。

XTECH(クロステック)という言葉が登場してしばらく経ちました。フィンテックやホームテック、エドテックなど「〇〇テック」と呼ばれるものの総称です。

これらは仕事で関係するものもあれば、消費者として利用するものもあります。
XTECHを仕事と家庭の両面でうまく使いこなすことができれば、ビジネスパーソンとしての評価も上がりますし、家事のような「進んでやりたくはないけれど、仕方ないからやらざるを得ない」といったタスクに費やす時間を減らすこともできます。結果としてワークライフバランスも向上し、幸せ度合いが上がっていきます。

高次元のワークライフバランスを実現するためにも、XTECHの潮流に目を向け、必要に応じて賢く使いこなしていくことが求められています。

(このシリーズは、グロービス経営大学院で教科書や副読本として使われている書籍から、東洋経済新報社のご厚意により、厳選した項目を抜粋・転載するワンポイント学びコーナーです)

XTECHとそれを活用することのメリット

XTECHとは、既存のビジネスと先端のテクノロジー(特にIT)を結びつけて生まれた新しいビジネスやプロダクトのことを指します。典型的なXTECHの領域には図のようなものがあります。いまや全くXTECHを利用していない人の方が稀でしょう。

本章では、これらの中でも、一般のビジネスパーソンが消費者としても接点が多いと思われる、フィンテック、オートテック、ヘルステック、エドテックを中心に議論していきます。

XTECHを活用することの効用

各論に入る前に、ビジネスパーソンがXTECHを活用することの典型的な効用を以下にご紹介します。

第1に、生活を豊かにすることができます。たとえばフィンテックで優れた投資ロボットアドバイザーを活用することができれば、投資効率が上がり、老後の生活の不安を減らすことができるかもしれません。あるいは、ヘルステックで健康状態を高いレベルに維持できれば、常日頃からよりアクティブに活動できますし現在だけではなく未来にわたって医療費を削減することも可能です。テクノロジーを活用したエンターテインメントに触れることで充実感を得ることもできるでしょう。これらは生活の充実感を上げることに直接つながり、ビジネスにも間接的に好影響をもたらします。

第2に、家事などが軽減される結果、そこで生まれた時聞を、睡眠や自分の趣味、さらには勉強や重要な仕事などに使うことができます。特に日本人は先進国の中では最も睡眠不足気味ですし、ワークライフバランスに悩む国民でもあります。XTECHによって効率性を上げることで、時間的な余裕が生まれ、生活と仕事両面に良い効果が生まれます。

第3はキャリアの選択肢の広がりです。近年は副業が許されるケースが増えていますが、XTECHを活用してそれを副業とすることで追加の収入を得ることもできますし通常のビジネスシーンだけでは得られなかった経験を積むこともできます。新たな人脈を構築するチャンスともなります。これは社内におけるキャリアの選択肢を増やすだけではなく、転職を考えるうえでもプラスになります。

別の見方をすると、会社に雇用されているサラリーマンという従属関係が崩れ、企業と個人はより対等の立場になっていく可能性が高まるのです。

第4は長く人生を謳歌できるということです。いまや60歳や65歳で引退して年金生活に入るという時代ではありません。おそらく、70代、場合によっては80代になっても、社会と接点を持つことはもちろん、何かしら働いたりボランティアなどを通じて社会貢献したりしたいという人は多いでしょう。人生100年時代に向けてアクティブに過ごすうえでもテクノロジーの活用は必須なのです。

これは人口減という社会課題の解消にも一役買います。さまざまなサービスがある都市部では必要性は低いかもしれませんが、人口減が進む地方では1人ひとりの地域への貢献が必須です。その代表的領域としては、経済振興、文化の維持・振興、医療・福祉、治安・防災、教育などがあります。そこにアクティブなシニアの方が生きがいを持って取り組まれることは、社会としても好ましいことと言えます(もちろん、シニアだけではなく現役世代がこうした活勣に参加されることも大きな意味があります)。


 『ビジネススクールで教えている 武器としてのAI×TECHスキル
著:グロービス経営大学院 発行日:2024/2/28 価格:1,980円 発行元:東洋経済新報社

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  • 嶋田 毅

    グロービス経営大学院 教員/グロービス 出版局長

    東京大学理学部卒、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計150万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」の著者、プロデューサーも務める。著書に『グロービスMBAビジネス・ライティング』『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45』『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『ビジネス仮説力の磨き方』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 100の基本』(東洋経済新報社)、『[実況]ロジカルシンキング教室』『[実況』アカウンティング教室』『競争優位としての経営理念』(以上PHP研究所)、『ロジカルシンキングの落とし穴』『バイアス』『KSFとは』(以上グロービス電子出版)、共著書に『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ』『MBA定量分析と意思決定』『グロービスMBAビジネスプラン』『ストーリーで学ぶマーケティング戦略の基本』(以上ダイヤモンド社)など。その他にも多数の単著、共著書、共訳書がある。
    グロービス経営大学院や企業研修において経営戦略、マーケティング、事業革新、管理会計、自社課題(アクションラーニング)などの講師を務める。グロービスのナレッジライブラリ「GLOBIS知見録」に定期的にコラムを連載するとともに、さまざまなテーマで講演なども行っている。

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