第6回G1ベンチャーが、6月16日(日)にグロービス経営大学院 東京校で開催されました。今回のテーマは、「日本のベンチャーが世界で勝つための戦略」です。過去最高の274名が参加し、熱い議論が交わされた1日を写真で振り返ります。
6月15日(土)
今晩は、G1ベンチャーの前夜レセプションです。明日のG1ベンチャーに登壇する方を僕の自宅にお招きして、おもてなししました。今年は、若き登壇者がかなり多くいます。明日からのG1ベンチャーとても楽しみです。みんなで世界一を目指そう!
6月16日(日)
第6回G1ベンチャーがスタート!まずは僕が開会宣言しました。
第1部全体会は「日本企業が世界で勝つための戦略」です。スピーカーは、IGPIの冨山和彦氏です。そのあとに、僕との対談です。今年のテーマは、「世界」です。昨年は「1兆円」という規模の概念。今年は、地域拡大の概念です。徹底的に学びたいと思います。
第2部全体会は「日本のベンチャーが世界で勝つための戦略」です。パネリストはメルカリの小泉文明氏、スマートニュースの鈴木健氏、モデレーターはグロービス・キャピタル・パートナーズの高宮慎一です。まさに世界にチャレンジしている起業家によるパネル。
第3部分科会Aは「Industry Transformation~世界で勝つためのテクノロジーによる業界変革~」です。パネリストはオクトの稲田武夫氏、キャディの加藤勇志郎、Shippioの佐藤孝徳氏、モデレーターはラクスルの松本恭攝氏。何とパネリストが全員G1初参加。フレッシュです。
第3部分科会Bは「世界で勝つためのブロックチェーンによる新たなビジネスモデル」です。パネリストはデジタルグリッドの阿部力也氏、gumiの國光宏尚氏、アステリアの平野洋一郎氏、森・濱田松本法律事務所の増島雅和氏、モデレーターはネットイヤーグループの石黒不二代氏です。
第3部分科会Cは「採用・育成の最新動向~世界で勝つための優秀な人材を集めるには~」です。パネリストはメルカリの唐澤俊輔氏、ソフトバンクの源田泰之氏、モデレーターはi-plugの中野智哉氏です。
第3部分科会Dは「大企業とベンチャー~世界で勝つためのアライアンス成功の鍵とは~」です。パネリストはShiftallの岩佐琢磨氏、ソラコムの玉川憲氏、パナソニックの馬場渉氏、モデレーターはセガサミーホールディングスの里見治紀氏です。
第3部分科会Eは写真もNGの完全オフレコ。パネリストはシーラホールディングスの杉本宏之氏、SHOWROOMの前田裕二氏、モデレーターはドリコムの内藤裕紀氏です。
続いてランチワークショップへ。6~7人の42の小グループに分かれて、今回の共通テーマである「日本のベンチャーが世界で勝つための戦略」を議論します。誰と一緒になるかは、G1事務局が決めるので、交流が深まっていきます。グロービスの教室で実施するのが、いい感じですね。
第4部分科会Aは「日本のシェアリングエコノミー~世界で勝てる規模に到達する戦略とは~」です。パネリストはエアークローゼットの天沼聰氏、akippaの金谷元気氏、スペースマーケットの重松大輔氏、レンティオの三輪謙二朗氏、モデレーターはガイアックスの上田祐司氏です。
第4部分科会Bは「日本のヘルステックが世界と競うための戦略~高齢化先進国日本が持つポテンシャルとは~」です。パネリストはメディカルノートの高岡美緒氏、カケハシの中尾豊氏、エムスリードクターサポートの濱口慶太氏、モデレーターはメドレーの豊田剛一郎氏です。
第4部分科会Cは「働き方改革で攻める!〜世界で勝つための働き方改革とは~」です。パネリストは丸井グループの青井浩氏、ワーク・ライフバランスの小室淑恵氏、さくらインターネットの田中邦裕氏、アイスタイルの山田メユミ氏、モデレーターはネオキャリアの西澤亮一氏、コントリビューターは衆議院議員の鈴木隼人氏です。
第4部分科会Dは「規制の壁をどう乗り越えるのか?~正しいロビイングの方法論~」です。パネリストはLIFULLの井上高志氏、ディー・エヌ・エーの大井潤氏、フューチャーの金丸恭文氏、モデレーターはブイキューブの間下直晃氏です。
第4部分科会Eは「世界で勝つためのデザイン経営戦略」です。パネリストはアイスタイルの大木秀晃氏、Takramの田川欣哉氏、ラクスルの松本恭攝氏、モデレーターはA.T. カーニーの梅澤高明氏です。
第6回G1ベンチャーの夜のエンタメに向けて準備をするアカツキの塩田社長をリーダーとする「バーチャルナイトチーム」とパチリ。場所の視察に行きました。今晩20時がG1ベンチャーのクライマックスです。
第5部分科会Aは「日本がキャッシュレス先進国となるための戦略とは」です。パネリストはメルペイの青柳直樹氏、ヤフーの小澤隆生氏、Origamiの康井義貴氏、モデレーターは東京大学の柳川範之氏です。
第5部分科会Bは「世界を目指す日本発ディープテック・スタートアップ」です。パネリストは東京大学の各務茂夫氏、衆議院議員の平将明氏、慶應イノベーション・イニシアティブの山岸広太郎氏、モデレーターはユーグレナの出雲充氏です。
第5部分科会Cは「G1ベンチャーでしか話せない『報酬』の真実」です。パネリストはシニフィアンの小林賢治氏、ラクスルの永見世央氏、モデレーターはプロノバの岡島悦子氏です。会場は満員です。
第5部分科会Dは「世界で勝つためのクロスボーダーM&A戦略」です。パネリストはモンスターラボの鮄川宏樹氏、リクルートの瀬名波文野氏、マネックスの蓮尾聡氏、モデレーターはオイシックス・ラ・大地の高島宏平氏です。
第5部分科会Eは「エンタメ・スポーツで稼ぐ~日本のエンタメ・スポーツ産業が世界で勝つための戦略~」です。パネリストはサニーサイドアップの次原悦子氏(顔出しNGです)、アソビシステムの中川悠介氏、ディー・エヌ・エーの守安功氏、モデレーターはTABI LABOの久志尚太郎氏です。
第6部分科会Aは「Vチューバーの可能性~日本発の新市場は世界を狙えるのか~」です。パネリストはミラティブの赤川隼一氏、Activ8の大坂武史氏、カバーの谷郷元昭氏、モデレーターはグリーの田中良和氏です。
第6部分科会Bは「日本発IoTハードウェアベンチャーが世界で勝つための戦略とは」です。パネリストはフォトシンスの河瀬航大氏、Global Mobility Serviceの中島徳至氏、GROOVE Xの林要氏、モデレーターは東芝の島田太郎氏です。
第6部分科会Cは「幸せと経営」です。パネリストはCAMPFIREの家入一真氏、Campus for Hの石川善樹氏、日立の矢野和男氏、モデレーターはアカツキの塩田元規氏です。
第6部分科会Dは「世界で勝つためにベンチャーキャピタルができること」です。パネリストは三井住友銀行の北澤裕司氏、ジェネシアベンチャーズの田島聡一氏、ユーグレナの永田暁彦氏、YJキャピタルの堀新一郎氏、モデレーターはグロービス・キャピタル・パートナーズの今野穣です。
第6部分科会Eは「突き抜けるプロダクトづくりの極意」です。パネリストはヤプリの庵原保文氏、メルカリの伊豫健夫氏、芸者東京の田中泰生氏、ピースオブケイクの深津貴之氏、モデレーターはマネーフォワードの辻庸介氏です。
第7部全体会は「G1メディアアワード授賞式」です。本アワードは、メディアを批判するのではなくて、新たなメディアを積極的に評価して、メディアの創造と変革を促そうという目的で開始しました。「創造と変革部門」の受賞者はradikoの青木貴博氏です。
「海外発信部門」の受賞者は、ユーザベースの梅田優祐氏です。第4子の出産と重なったので、NYからビデオメッセージをいただきました。海外での活躍を祈念しています。
特別賞の受賞者はキズナアイさんです。キズナアイさんは、本当に可愛いし、面白いし、心が伝わってくる話し方をします。人気が出る理由がよくわかります。キズナアイさん、おめでとう!!!
第8部全体会は「テクノロジーが変えるメディア・コンテンツの未来」です。パネリストはradikoの青木貴博氏、Activ8の大坂武史氏、ニューズピックスの坂本大典氏、モデレーターは福岡市長の高島宗一郎氏です。メディア・コンテンツのフロントランナーが集い、徹底的に議論します。
クロージング・セッションでは、1年にわたって並走してくださったボードメンバーの皆様から思い思いの言葉をいただきました。
懇親会のテーマは「バーチャルナイト」。まずはHADOで戦いました。出雲チームvs石黒チーム、間下チームvs辻チーム、そして、決勝へ。楽しかったーー!やはり、G1の懇親会はハチャメチャがいいですね。思いっきり学んで、頭がパンパンになったらハチャメチャに遊んでバランスをとる。よく学び、よく遊ぶですね。
クライマックスは、クレイ勇輝さんとVチューバーとのコラボです。渋谷のスタジオと二番町のグロービスをつなぎ、ライブで熱唱しました。このコラボは、面白かった。空間を超えて、バーチャルとリアルが融合。「バーチャルナイト」盛り上がりました。クレイさん、感謝です!
第6回G1ベンチャーは、大成功でした。G1ベンチャーの仲間の中から、グローバルなベンチャーの生態系のトップを取るリーダーが何人も現れてくることを願います。僕ら起業家が、世界で挑み勝ち続け、日本のベンチャーは凄いという姿を世界にそして次に続く起業家予備軍に示していきたいと思います。
なお、セッションは原則全て(一部非公開を除き)GLOBIS知見録で動画やテキストにて掲載します。どうぞお楽しみに!
2019年6月17日
堀義人