世界の若手棋士が奮闘!第6回グロービス杯世界囲碁U-20

第6回グロービス杯世界囲碁U-20が、4月18日から21日にかけてグロービス経営大学院東京校で開催されました。グロービス杯は日本で唯一開催される世界棋戦で、世界初の20歳未満の棋戦でもあります。熱い戦いが繰り広げられた3日間を写真で振り返ります。

<4月18日:歓迎レセプション・抽選会>

第6回グロービス杯世界囲碁U−20のレセプション。まず僕が挨拶しました。本日記者発表した囲碁AI世界一と若手棋士育成を目指すGLOBIS-AQZプロジェクトについても触れましたが、反響が凄いです。

参加棋士の抽選が行われています。とても盛況です。この写真は、大西竜平棋士が抽選後に抱負を語っているところです。

対局カードが決定!一力棋士と平田棋士が見所を解説しています。
・中国CCTV杯で優勝したばかりの丁浩棋士
・グロービス杯初めての2回目の優勝なるか、申眞諝棋士
・女性棋士が2人、上野愛咲美棋士と牛栄子棋士
・日本棋士で唯一ベスト4に入ったことがある芝野虎丸棋士

第6回グロービス杯世界囲碁U−20の集合写真です。「Go Go Robots」と言って親指ポーズで写真を撮ろうかと思ったけど、中国・韓国・中華台北・アジア・欧米の棋士にはわからないだろうなと思い、真面目にパチリです。

<4月19日:本選第1局、本選第2局>

本日からグロービス杯世界囲碁U-20が開始!今年から、対局前にスマホを預けるルールが導入されています。「スマホを見る時間なんてないでしょう」と思ったけど、「トイレに行く時などの公平性を担保するため」ということらしいです。AIの影響がここにも出ていますね。写真は上野愛咲美さんです。

マイケル・レドモンド棋士による対局開始の号令です。この後「握り」をして、黒か白かを決めます。リーグ戦1局目の注目対決は、手前の芝野虎丸棋士と韓国の朴棋士です。過去5回のうち、日本勢は優勝1回、準優勝2回です。ベスト4に入ったのは、一力さん、許家元さんとこの芝野虎丸さんだけです。今年が、グロービス杯最後となるのは、虎丸さんと六浦さんです。2人とも4回連続参加しています。お2人を応援したいです。

グロービス杯世界囲碁U-20の検討室の風景。レドモンド棋士、平田棋士、関航太郎棋士、一力棋士と対局を終えた上野愛咲美棋士などが虎丸さんと広瀬さんの囲碁を検討しています。手前のiPadは僕のものです。ここに座って検討しています。楽しいよ!

2回戦の手合いです。注目は、1回選で中国の王棋士に勝利した広瀬優一棋士と韓国の申旻ジュン棋士との手合。そして、1回戦勝利した上野愛咲美棋士と韓国の朴棋士。さらに、中国CCTV勝者の丁浩棋士と韓国トップ棋士の申眞諝棋士との対局です。13時にティップオフです。

第6回グロービス杯世界囲碁U-20の初日が終わりました。何と、枠抜けは中国も日本も0という意外な結果で、韓国3、中華台北1でした。明日の午前は3試合が日中対抗で、1試合が日本勢同士の戦いです。明日午前の結果でベスト8が出揃い、決勝トーナメントが争われます。グロービス1階の雰囲気。いいですね!

<4月20日:本選第3局、準々決勝>

グロービス杯は、ダブルエリミネーション方式を採用。4リーグで4人ずつ戦い、2勝すれば枠抜け、2敗したら脱落となります。枠抜けした8人が決勝トーナメントへ進出。既に4人脱落、4人進出決定済み。残り4つを中国勢3人と日本勢5人が真剣勝負で決めます。

第6回グロービス杯世界囲碁U-20、準々決勝の注目の対局。芝野虎丸棋士と昨年準優勝の韓国の申旻ジュン棋士。勝った棋士が明日の準決勝、決勝・3位決定戦に進みます。頑張れ、虎丸棋士!(主催者が偏った応援しちゃいけないんだけどね。虎丸棋士は次男と同い年で小学校時代に決勝で当たったことがあります)。

今、特急ひたちに乗って、水戸に向かっています。グロービス杯世界囲碁U-20の最中ですが、茨城ロボッツの新アリーナでの最終節なので、後ろ髪を引かれる思いで会場を出ました。日本棋士が決勝に進出したら、明日はグロービス杯を優先します。そういう意味でも、この手合いが気になって仕方ないです。

結局、準決勝に進出するのは丁浩五段(中国)、申旻ジュン九段(韓国)、申眞諝九段(韓国)、王沢錦六段(中国)です。優勝杯は誰の手に…!?

<4月21日:準決勝、決勝、3位決定戦、大盤解説会、表彰式>

準決勝が始まりました。場所は、グロービス9階のGIJINNOMA「義人(ぎじん)の間」です。写真は丁浩五段(中国)と申旻ジュン九段(韓国)です。

決勝に進出したのは、申旻ジュン九段(韓国) と 王沢錦六段(中国)です。

解説・高尾紳路九段、聞き手・星合志保二段による大盤解説会も盛況です。

熱戦の結果、優勝は申旻ジュン九段(韓国)です!準優勝は王沢錦六段(中国)、第三位は丁浩五段(中国)となりました。

 

今年は、レセプションと同日に囲碁AI「GLOBIS-AQZ」の発表を行いました。NHKニュースや日経に掲載されるなど、大変大きな注目を集めていました。

■YouTube要約動画(1分39秒)

■日経新聞の記事
国産囲碁AIで世界一狙う 日本棋院など開発者を支援

来年のグロービス杯までには、GLOBIS-AQZを活用した棋士の育成ができ、GLOBIS-AQZを囲碁中継の「幽玄の間」に実装して優勢判断ができるようにするなど、毎年一歩一歩進化させていきたいです。

今年は残念ながら日本勢がベスト4に残れなかったですが、来年には徹底的に巻き返しができるよう頑張りたいです。また、今回よりニコ動のライブ中継がなくなるなど、課題がありました。

一方、グロービス杯を6回継続してくると、確実に蓄積ができます。グロービス杯経験者である一力遼棋士や許家元棋士がグロービス杯の検討会に参加して盛り上がったり、大盤解説会への参加者が増えるなど、明らかに前進しています。来年は、グロービス杯世界囲碁U-20をさらに進化させていきたいです。来年も楽しみにしていてください。

2019年4月22日
堀義人

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