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関西発のイノベーションを起こそう:第2回G1関西まとめ

投稿日:2018/09/12更新日:2019/04/09

2018年9月7日(金)~8日(土)、1400年の歴史を誇る古都奈良にて、第2回G1関西を開催しました。関西発のイノベーション、政治、ビジネス、スポーツ、文化と多岐にわたって熱い議論が交わされた2日間を写真と共に振り返ります。

9月7日(金)

●今日から第2回G1関西です。G1地域会議としては、6回目です。本日は、オプショナルツアーで「けいはんな学研都市」に来ました。僕の隣に座っているのは、理研の松本理事長です。

●ATR(国際電気通信基礎技術研究所)内にある石黒浩特別研究所を訪問し、エリカちゃんと対話しました。右側に見えるディスプレイで、エリカちゃんが何を考えているかを可視化していました。音声は合成で、肌はシリコンですが、動きは自然で、人間っぽいです。人が惚れる日が来るでしょうね。

●奈良市へ移動し、興福寺国宝館を特別参拝。阿修羅像の美しさに圧倒されました。

●その後、興福寺の周辺を散策しました。福を興す寺、つまりHappy Templeと英語で言うらしいです。その名の通り、境内を歩いているだけで、心が洗われ、幸せな気持ちになりました。五重の塔の前でパチリ。最高の思い出です。

●最後はミシュラン2つ星の夢窓庵とアコルドゥにて、前夜祭です。最高の盛り上がりです!

●アフターアワーは、「昭和ナイト」でした。辰巳琢郎さんの乾杯後に、バルニバービの佐藤社長のDJで大いに盛り上がりました。(^^)

9月8日(土)

●G1関西の朝。興福寺の五重の塔を見ながら、奈良ホテルで一人静かに茶粥定食を頂いています。落ち着きがある至福のときです。朝から春日大社ツアーの見送りをして、会場準備を終えました。あとは、参加者が来られるのを待つばかりです。(^^)

●G1関西のレセプションの雰囲気です。盛り上がっています。これから本会議が始まります。

●第2回G1関西がスタート。オープニング動画、僕の挨拶の後に、奈良市の仲川市長の歓迎の言葉です。仲川市長には、今回ご尽力頂きました。感謝です!

●第1部全体会「関西がリードするテクノロジーの進化」です。知の巨人が集結しています。松本理研理事長、山極京大総長。モデレーターはサキコーポレーションの秋山咲恵さんです。皆、僕の母校京大卒業生です。(山極氏は現総長、松本氏は元総長です)

●第2部分科会Aは「関西から発信する大学改革の新たな方向性」です。パネリストは慶応義塾大学総合政策学部の中室牧子氏、同志社大学の村田晃嗣氏、京都大学の山極壽一氏です。世耕弘成経済産業大臣が急遽来られなくなったので、モデレーターは僕が務めました。奈良っぽい色のG1Tシャツを着ています。

●第2部分科会Bは「関西オーナー企業の継続的なイノベーション」です。パネリストはフェリシモの矢崎和彦氏、大都の山田岳人氏、ロート製薬の山田邦雄氏、モデレーターはジャパンタイムズの末松(神原)弥奈子氏です。

●第2部分科会Cは「関西がリードするライフサイエンス・バイオイノベーション」です。パネリストはファーマフーズの金武祚氏、クロスエフェクトの竹田正俊氏、FLOSFIAの人羅俊実氏、モデレーターはユーグレナの出雲充氏です。

●第2部分科会Dは「関西文化の発祥は、歴史的ダイバーシティ許容社会にあった」です。パネリストは詩人の上田假奈代氏、奈良国立博物館の内藤栄氏、ドイツ証券の柳沢正和氏、モデレーターは奈良市長の仲川げん氏です。

●ランチワークショップのテーマは「万博を起爆剤にした成長~関西だからこそ可能なイノベーションを起こすには~」です。16のグループに分かれ、ランチを食べながら議論し、クロージングセッションで発表します。

●第3部分科会Aは「関西インバウンドの強みと新たなる戦略」です。パネリストはWAmazingの加藤史子氏、森トラストの伊達美和子氏、アソビューの山野智久氏、モデレーターは三重県知事の鈴木英敬氏です。

●第3部分科会Bは「関西発・日本の強靭なものづくりの復権」です。パネリストは産業創成アドバイザリーの佐藤文昭氏、MUJINの滝野ー征氏、村田機械の村田大介氏、モデレーターは日本アイ・ビー・エムの武藤和博氏です。

●第3部分科会Cは「日本の誇る食の伝統とイノベーション」です。パネリストは両口屋是清の大島千世子氏、京都吉兆の徳岡邦夫氏、梅乃宿酒造の吉田佳代氏、モデレーターはジオードの門上武司氏です。

●第3部分科会Dは「アートはいかにして地域と人々に価値を与えるのか」です。パネリストはおおさか創造千島財団の芝川能一氏、京都造形芸術大学の椿昇氏、モデレーターはボストン コンサルティング グループの御立尚資氏です。

●第4部分科会Aは「20代〜40代若手首長が変革する地域の未来〜関西発の地方創生モデルとは〜」です。パネリストは桑名市長の伊藤徳宇氏、大津市長の越直美氏、日南市長の﨑田恭平氏、モデレーターは四條畷市長の東修平氏です。

●第4部分科会Bは「関西発ベンチャーの強みとは」です。パネリストはロックオンの岩田進氏、akippaの金谷元気氏、クックビズの藪ノ賢次氏、モデレーターはi-plugの中野智哉氏です。

●第4部分科会Cは「スポーツはいかにして地域と人々に価値を与えるのか」です。パネリストはノネットの小久保裕紀氏、スマートバリューの渋谷順氏、Tリーグの松下浩二氏、モデレーターはマクアケの中山亮太郎氏です。

●第4部分科会Dは「関西における修験の歴史~異なる3つの聖地をつなぐ古道の神秘を聞く~」です。パネリストは奈良県立橿原考古学研究所の菅谷文則氏、慈眼寺の塩沼亮潤氏、モデレーターはソフィアバンクの藤沢久美氏です。

●第5部全体会は「万博を起爆剤にして描く関西の未来」です。パネリストは東京大学の鈴木寛氏、ソフィアバンクの藤沢久美氏、ロート製薬の山田邦雄氏、モデレーターは僕が務めました。ランチワークショップで議論した提案を元に、参加者全員で関西の未来について議論しました。

●G1関西閉幕です。クロージングセッションのあとに、ボードメンバーと一緒に写真を撮りました。ボードの皆さんと、メンバーを推薦して承認し、プログラムを作りました。感謝です。

●交流会ディナーでは、梅乃宿酒造様のご協力をいただき、樽酒の鏡割りをしました。

●G1メンバーの藤原和博さんが校長を務めていた、奈良市立一条高校ダンス部の皆さんがダンスを披露してくれました。数々の大会で好成績を収めているだけあり、パワフルな動きに大盛り上がりです。

「関西はひとつ」ではなく「関西はひとつひとつ」と言われる通り、多様性が維持されている関西。その関西の地にて万博が2025年に再度開催できる可能性が増しています。万博を起爆剤としての関西のイノベーションに、積極的にみんなで参画していきたいと強く感じた2日間でした。

なお、セッションの様子は一部を除き後日GLOBIS知見録で動画配信する予定です。ぜひご期待ください!

2018年9月10日
出張先のシンガポールにてツイッターや写真をもとにまとめました
堀義人

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