『創造と変革の志士たちへ』上梓へ 

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「創造と変革の志士たちへ」という多少古臭いと思われるタイトルにビックリする読者も多いと思う。僕は、仲間とのブレストの中から生まれたこの言葉をこよなく愛し、グロービスの教育理念の根幹を意味する言葉として、採用させてもらうことにした。

「創造と変革の志士」とは、明治時代に「勤皇の志士」が活躍したように、今の不確実性が高く不透明な時代に世の中を創造し、変革できる力を持った人々を育成したい思いから、グロービスが命名したものである。

その志士は、教育理念に従い、「能力開発」をし、「人的ネットワーク」を構築し、「志」を醸成することが期待されている。

グロービスの建学後しばらくこの言葉を使い続けてきたが、多くの方々から、「なぜ創造と変革の志士なのですか?」「具体的にどういう人々を指すのでしょうか?」、「どうやって育成していくのですか?」、という問いかけを多く受けることになった。

そこで、「創造と変革の志士達へ」という本のタイトルを執筆して、僕の考えていることを可能な限りわかりやすく書面化することにした。そのことにより、グロービスの学生、卒業生、教職員、そしてグロービス経営大学院を志す数多くの人々に、グロービスが目指すものを伝えよう、と考えた次第である。

(中略)

幕末に多くの志士を育成した吉田松陰は、「志士」のことを次のように説明していた。
「志士とは、志達ありて節操を守る士なり」

志士とは、高い理想を持ち、信念や主義主張を守って変えない人物のことである。志が一旦立てば人に求めるものもなく、世の中に望むものもない。自信に満ちて意気が盛んとなり、天地古今を眺めることができるようになるのである。そういう志士を「グロービス経営大学院」で育成したいと思う。

日々、良い学校をつくるべく一歩一歩愚直に前進した結果として、多くの人の目が輝き、ハッピーな生き方ができるような環境を社会につくること。それがグロービスのミッションだと思っている。

グロービス経営大学院

学長 堀 義人

*           *           *

この文章は、「吾人の任務」(2009年3月中旬新版発行予定)に次ぐ渾身の書き下ろしとなる、「創造と変革の志士たちへ」の「はじめに」より抽出したものである。

僕の思いが詰った本に出来上がったと思う。この出版を記念して東京、大阪、名古屋でセミナーを開催する予定だ。コラムの読者ともお会いできることを楽しみにしている。世界経済危機でバタバタしている合間の息抜きになり、元気の源を与えられたら幸いである。

2009年3月4日
二番町のグロービスのオフィスにて
堀義人

名言

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