9月1日木曜日のアポイントは、英国国営放送のBBCの取材から始まった。当初テレビの予定だったが、長いこと話を放映したということで、ラジオの取材に変わった。僕からすればどちらでも構わないので、快く受けることにした。時間になり会議室に入ると、英国人の男性がカジュアルな出で立ちで待っていた。やはり、英語の取材であった。
早速マイクを突きつけられてインタビューが始まった。YESに関しては、海外の媒体も興味を示しているようである。特に、関心が高いのは、発起人が起業家で160名にものぼること、そしてブログやSNS(GREE)を使ってのネットワークであることのようである。
僕からは、なぜこのESプロジェクトを始めたのかを説明した後で、質問に答える形で、このプロジェクトの広がりを語り始めた。
「サイト開設の最初の3時間で1万ヒットを記録した。既に10万アクセスを超えていて、300近くのサイトでYESのバナーが掲げられている。GREEのコミュニティの中でも最も多くの人がアクセスするものに発展している。インターネットの向こう側で大きなうねりが起きているのを感じることができる」。
「今回は、若者も政治に関心を持っている。選挙に行く人も多くなると思われる。このYESの活動の特徴の一つは、選挙に行こう、ということ訴えるとともに、もっと発言しよう、と訴えている点である」。
「その結果、ブログやGREEでの書き込みが活発で、議論も非常に真面目なものになっている。皆、真剣に日本の将来を考えている。このような運動をみなを期待していたかのようである」。
「自民党も民主党もYESプロジェクトを支持している。自民党はブロガーを集めた会合を行っている。それだけブログの力が強くなっていることを理解しているようだ」
「ただ、問題は、公職選挙法である。この悪法が改正されないと本当の意味でのデジタルメディアを使ったデモクラシーは進まない。これを改正するべく、自民党の会合で武部幹事長に訴えかけた」、という具合である。
英語は良く使うので、多少は慣れていたが、やはり政治の言葉には慣れていない。もっとうまくできなければと終わってから反省した。
午後には、ファイナンシャルタイムズ(FT)からの取材があった。今度は電話で応対した。FTは、僕の愛読紙である。週末にその内容が掲載されるとのことだから、楽しみだ。(^^)
夕方には、ニューヨークタイムからもコンタクトがあった。
海外にもYESプロジェクトのことが知られ始めているようである。(^^)
2005年9月2日
堀義人